今回は、ライノセラスで曲面や自由な屋根の梁を、簡単に作成する方法を解説します。
この方法ができるようになると、様々な曲面や複雑な形態の屋根やサーフェスに、梁を作成できるようになります。
![完成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/22-4-2-1024x526.jpg)
今回は、このような梁を作成します。
![今回使う屋根](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/1-6-1-1024x526.jpg)
![今回使う屋根2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/2-4-2-1024x526.jpg)
今回は、こちらの屋根の梁を作成します。
それでは、解説していきます。
梁に触れる部分のサーフェスを抽出する
まずは屋根の下の、梁に触れる部分のサーフェスを抽出します。
![ExtractSrfコマンド](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/3-8-3-1024x544.jpg)
ExtractSrfを、コマンドに入力して使います。
もしくは、上の画像のアイコンを右クリックします。
![コピーをはいにする](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/3.5-1024x544.jpg)
初期の状態では、コピーがいいえになっています。
今回はクリックして、コピーをはいに変更します。
![サーフェスが抽出された](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/4-8-1-1024x526.jpg)
すると、このようにサーフェスが抽出されました。
厚みを付ける
次に、先程抽出したサーフェスに厚みを付けます。
![OffsetSrfコマンド](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/6-7-1024x544.jpg)
OffsetSrfをコマンドに入力し、使います。
もしくは、上の画像のサーフェスツールにあるアイコンをクリックします。
![屋根の下のサーフェスを選択](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/7-7-1024x544.jpg)
屋根の下のサーフェスを選択します。
![距離とソリッド](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/8-7-1-1024x544.jpg)
コマンドの距離をクリックし、梁の厚みを入力します。
今回は、0.8を入力しています。
そして、コマンドのソリッドを、はいに変更してください。
これにより、ソリッドが作成されるようになります。
![厚みができた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/9-7-2-1024x526.jpg)
このように、厚みを作ることができました。
今回は、分かりやすくするために、赤色のレイヤーにしています。
梁の部分を作成する
最後に、梁の部分を作成していきます。
![梁を作成する部分にボックスを作成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/10-4-3-1024x526.jpg)
上の画像のように、梁を作成する部分にボックスを作成します。
![貫通するようにする](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/11-6-2-1024x527.jpg)
このように、上下にオブジェクトを貫通するようにしてください。
![貫通している様子](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/12-9-1-1024x526.jpg)
このように、貫通していることが分かります。
![BooleanIntersectionコマンド](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/13-7-1-1024x544.jpg)
BooleanIntersectionをコマンドに入力し、使います。
もしくは、上の画像のソリッドツールにあるアイコンをクリックします。
このコマンドを使うことで、交差する部分を抽出することができます。
![厚みを付けたオブジェクトを選択](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/14-5-2-1024x526.jpg)
最初に、厚みを付けたオブジェクトを選択します。
![ボックスを選択](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/15-5-2-1024x526.jpg)
その後、ボックスを選択し、コマンドを実行します。
![梁が完成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/16-6-2-1024x544.jpg)
交差する部分が抽出され、梁が完成しました。
![近くで見る](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/17-4-2-1024x526.jpg)
近くで見ると、このように曲面に梁が作成されています。
![レンダリングビューで見る](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/22-4-3-1024x526.jpg)
レンダリングビューで見ます。
![下から見る](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/20-6-1-1024x526.jpg)
下から見た様子です。
![梁だけで見た様子](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/21-4-1-1024x526.jpg)
梁だけで見た様子です。
まとめ
![まとめ](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/eyecatch-6-1024x576.png)
今回は、ライノセラスで曲面や自由な屋根の梁を、簡単に作成する方法を解説しました。
是非この方法で、様々な梁を作成してください。
今回は以上になります。
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