ライノセラスを使っていると、オブジェクトをコピーしたい場面があると思います。
そこで今回は、ライノセラスで物体をコピーする方法を、7種類紹介したいと思います。
Copyコマンド
1つ目は、一番基本的なCopyコマンドを紹介します。
![Copyコマンド](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/1-1-1024x544.jpg)
Copyコマンドを使うには、コマンドにCopyと入力し実行します。
もしくは、上の画像のアイコンをクリックします。
![選択](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/2-1-1-1024x544.jpg)
コマンド実行後、コピーしたいオブジェクトを選択します。
![コピーの基点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/3-2-1-1024x544.jpg)
コピーの基点をクリックします。
すると、この部分を動かしてコピーできるようになります。
![コピーする](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/4-2-2-1024x544.jpg)
その後、コピーしたい場所に移動させクリックすると、コピーが完了します。
![連続コピー](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/6-1-1-1024x544.jpg)
1つのコピーが終わっても、そのまま連続して他の場所にコピーできます。
Altキーを押しながらガムボールを操作
次は、直感的にオブジェクトをコピーする方法を解説します。
Altキーを押しながら、ガムボールを操作することでできます。
![ガムボールをオン](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/7-1-1-1024x544.jpg)
ガムボールがオンになってない場合、画面の下にあるガムボールをオンにします。
![ガムボールが出る](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/8-2-1024x544.jpg)
ガムボールをオンにしている状態で、オブジェクトを選択すると、ガムボールが出るようになります。
![ガムボールが出てる](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/9-1.png)
このようにガムボールが確認できます。
この矢印や円弧を移動・回転させることで直感的に操作できます。
その際に、Altキーを押しながらすると、コピーできます。
![Altキーを押しながら移動させる](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/10-2-1024x544.jpg)
Altキーを押しながら移動させます。
![コピーできた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/11-2-1024x544.jpg)
すると、このようにコピーできました。
ArrayLinearコマンド
ArrayLinearコマンドを使うと、1方向に等間隔で連続コピーすることができます。
![ArrayLinearコマンド](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/40-1-1024x544.jpg)
ArrayLinearコマンドを使うには、コマンドにArrayLinearと入力します。
もしくは、上の画像のアイコンをクリックします。
![選択](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/41-1-1024x544.jpg)
コマンド実行後、オブジェクトを選択します。
![コピーする数を入力](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/42-1-1024x544.jpg)
その後、コピーする数をコマンドに入力します。
今回は、4と入力しています。
![1つ目の参照点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/43-1-1024x544.jpg)
1つ目の参照点をクリックします。
今回は、赤丸の部分を選択しています。
![2つ目の参照点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/44-1-1024x544.jpg)
その後、2つ目の参照点を選択します。
1つ目と2つ目の参照点の間は、1つ目のコピーされるオブジェクトまでの距離になります。
今回は、コピーする数を4にしているので、ボックスが4つの数になります。
そのため、ボックス間は3つあり、1から2つ目の距離の3倍の距離になります。
![1つの方向に等間隔で連続コピーできた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/45-1-1024x544.jpg)
すると、1つの方向に等間隔で連続コピーできました。
Arrayコマンド
Arrayコマンドを使うことで、X,Y,Z方向に1方向だけでなく、2方向や3方向に配列してコピーできます。
そのため、グリッド状のようにコピーできます。
![Arrayコマンド](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/12-3-1024x544.jpg)
Arrayコマンドを使うには、コマンドにArrayと入力します。
もしくは、上の画像のアイコンをクリックします。
![X方向の数](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/14-1-1024x544.jpg)
まずは、X方向に1方向のみで連続コピーしてみます。
コマンドのX方向の数を入力します。
今回は4と入力しました。
![Y方向の数](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/15-2-1024x544.jpg)
次に、Y方向の数を入力します。
今回はX方向のみにコピーしたいので、1と入力します。
1と入力すると、その方向にはコピーされません。
![Z方向の数](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/16-2-1024x544.jpg)
Z方向の数も1にします。
![参照点をクリック](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/17-2-1024x544.jpg)
その後、移動させる参照点をクリックします。
今回は、ボックスの右下をクリックしました。
![等間隔で連続コピー](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/18-2-1024x544.jpg)
すると、1つ目と2つ目の参照点の距離を等間隔にする、連続コピーができます。
![生成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/19-2-1024x544.jpg)
このように、生成されました。
![間隔の距離を入力](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/20-1-1024x544.jpg)
参照点を指定する代わりに、間隔の距離を入力することもできます。
今回は20と入力しました。
![間隔20で連続コピー](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/21-1-1024x544.jpg)
すると、間隔20で連続コピーすることができます。
![コピーされた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/22-1-1024x544.jpg)
このようにコピーされました。
![](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/24-1-1024x544.jpg)
Y方向にも増やしてみましょう。
X方向だけでなく、Y方向にも4とコマンドに入力しました。
![X方向とY方向に等間隔で連続コピー](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/25-1-1024x544.jpg)
すると、X方向とY方向に等間隔で連続コピーできます。
![コピーされた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/26-1-1024x544.jpg)
このようにコピーできました。
この場合、グリッド状のようなコピーになります。
![x,y,z方向全てにコピー](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/27-1-1024x544.jpg)
x,y,z方向全ての方向にコピーしてみます。
x,y,zの数値全て4と入力しました。
![z方向にも等間隔で連続コピーされた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/28-1-1024x544.jpg)
すると、このようにz方向にも、等間隔で連続コピーされました。
ArrayPolarコマンド
ArrayPolarコマンドを使うことで、回転するように等間隔で連続コピーすることができます。
![ArrayPolarコマンド](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/29-1-1024x544.jpg)
ArrayPolarコマンドを使うには、コマンドにArrayPolarと入力します。
もしくは、上の画像のアイコンをクリックします。
![コピーさせたいオブジェクトを選択](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/30-1-1024x544.jpg)
コピーさせたいオブジェクトを選択します。
![回転させる中心点をクリック](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/31-1-1024x544.jpg)
回転させる中心点をクリックします。
![コピーさせたい数を入力](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/33-1-1024x544.jpg)
コピーさせたい数を、コマンドに入力します。
今回は10と入力しています。
![回転させる始点を選択](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/32-1-1024x544.jpg)
回転させる始点を選択します。
![終了させる終点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/35-1-1024x544.jpg)
終了させる終点をクリックします。
今回は、1回転させているので、始点と終点が一緒になっています。
![中心点で回転し、コピーできる](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/36-1-1024x544.jpg)
すると、中心点で回転し、このように等間隔で連続コピーできます。
![コピーできた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/37-1-1024x544.jpg)
このようにコピーできました。
![回転を「はい」にする](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/38-1-1024x544.jpg)
回転を「はい」にすると、オブジェクト自体も回転させることができます。
![オブジェクトも回転した](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/39-1-1024x544.jpg)
このように、オブジェクトも回転させることができました。
ArrayCrvコマンド
ArrayCrvコマンドを使うことで、線に沿って等間隔で連続コピーできます。
![コピーするオブジェクトと曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/46-1-1024x544.jpg)
今回は、このオブジェクトと曲線を使って実演します。
![ArrayCrvコマンド](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/47-1-1024x544.jpg)
ArrayCrvを使うには、ArrayCrvと入力します。
もしくは、上の画像のアイコンをクリックします。
![コピーするオブジェクトを選択](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/48-1024x544.jpg)
最初に、コピーするオブジェクトを選択します。
![曲線を選択](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/49-1024x544.jpg)
次に、曲線を選択します。
すると、コピーされるプレビューが出てきます。
![アイテム](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/50-1024x544.jpg)
アイテムの数値を変えることで、コピーする数を指定することができます。
この際、間隔は自動的に作成されます。
![距離](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/51-1024x544.jpg)
距離を指定することで、オブジェクトの間隔でも指定することができます。
この際、アイテムの数は自動で作成されます。
![配置スタイル](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/52-1024x544.jpg)
配置スタイルを変えることで、オブジェクトの置き方を変えることができます。
初期の状態では、フリーフォームになっています。
![回転なし](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/53-1024x544.jpg)
回転なしにすることで、コピーされるオブジェクトが回転しなくなります。
![フリーフォーム](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/54-1024x544.jpg)
フリーフォームにすると、コピーされるオブジェクトが回転します。
![立体的な曲線にする](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/57-1024x544.png)
他のスタイルを分かりやすく見るため、立体的な曲線にしました。
フリーフォームではこのように回転します。
![ロードライク](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/58-1024x544.png)
ロードライクにすると、道路のように回転します。
ボックスを見てみると、坂道の上に置かれてるように回転しています。
![ステアライク](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/59-1024x544.png)
ステアライクにすると、階段に置かれるように回転します。
多くのコマンドでコピーする方法
最後に、多くのコマンドで使えるコピー方法を紹介します。
コマンドの設定時に、コピーの「はい」「いいえ」を設定できる場合があります。
この場合、「はい」を選択することで、コピーすることができます。
![コピー](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/60-1024x544.jpg)
今回は、回転させるコマンドのRotateで見てみましょう。
コマンドでコピーの設定が表示されています。
初期の状態では「いいえ」になっています。
![「はい」にする](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/61-1024x544.jpg)
クリックすることで、「はい」にすることができます。
![コピーされた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/62-1024x544.jpg)
このようにコピーされました。
まとめ
![まとめ](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/04/eyecatch-2-3-1024x576.jpg)
今回は、ライノセラスでオブジェクトをコピーする方法を、7種類紹介しました。
是非コピーする方法を身に着け、実際に使ってみてください。
今回は以上になります。
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