ライノセラスを使用していると、直線や曲線を作成したい場面があると思います。
そこで今回は、ライノセラスで直線や曲線を作成できる、使用頻度の高い6個のコマンドを解説します。
直線を作成する
最初は、直線を作成する2つのコマンドを解説します。
Line
1つ目はLineコマンドです。
このコマンドでは、1本の直線を作成することができます。
![Line](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/1-3-1024x544.webp)
Lineを使う場合、コマンドにLineと入力します。
もしくは、曲線ツールタブにある上の画像のアイコンをクリックします。
![始点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/2-3-1024x549.webp)
最初に、直線の始点を指定します。
![終点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/3-12-1024x549.webp)
次に、直線の終点を指定します。
![1本の直線が作成された](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/4-11-1024x549.webp)
すると、このように1本の直線が作成されました。
Polyline
2つ目は、Polylineコマンドです。
このコマンドでは、連続する直線を作成することができます。
![Polyline](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/5-11-1024x544.webp)
Polylineを使う場合、コマンドにPolylineと入力します。
もしくは、曲線ツールタブにある上の画像のアイコンをクリックします。
![指定した点を通る直線が作成される](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/6-10-1024x549.webp)
その後、直線が通る点をしてしていきます。
すると、指定した点を通る、連続する直線が作成されます。
![Polylineで作成した直線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/7-10-1024x549.webp)
作成した直線は、上の画像のようになります。
![開いている](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/8-10-1024x544.webp)
選択してみると、コマンド上に「開いた曲線」と表示されます。
![閉じる](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/9-10-1024x549.webp)
閉じるには、指定する一番最初の点と、最後の点の位置を同じにします。
![閉じた曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/10-10-1024x544.webp)
すると、「閉じた曲線」になります。
サーフェスに変換したい場合などは、閉じている必要があるので、その場合などは閉じた曲線にするようにしてください。
曲線を作成する
次は、曲線を作成する4つのコマンドを解説します。
Curve
最初は、Curveコマンドです。
このコマンドでは、制御点を指定することで、曲線を作成することができます。
![Curve](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/11-10-1024x544.webp)
Curveを使う場合、コマンドにCurveと入力します。
もしくは、曲線ツールタブにある上の画像のアイコンをクリックします。
![制御点の位置を指定する](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/12-10-1024x549.webp)
まず、曲線の始点を指定した後、制御点の位置を指定します。
![次の制御点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/13-10-1024x549.webp)
その後、次の制御点を指定します。
制御点は、曲線の形状をコントロールするための点なので、制御点には曲線は通らないです。
![制御点の指定を繰り返す](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/14-10-1024x549.webp)
任意の形ができるまで、制御点の指定を繰り返します。
![完成した曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/15-10-1024x549.webp)
上の画像が、完成した曲線になります。
![開いた曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/16-7-1024x544.webp)
今回作成した曲線を選択すると、「開いた曲線」とコマンドに表示されます。
![閉じた曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/17-5-1024x549.webp)
閉じた曲線にするには、最初と最後の制御点の位置を同じにします。
![閉じた曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/18-4-1024x544.webp)
すると、閉じた曲線に変わったことが分かります。
InterpCrv
次は、InterpCrvコマンドです。
このコマンドでは、指定した点を通る曲線を作成することができます。
![InterpCrv](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/19-4-1024x544.webp)
InterpCrvを使う場合、コマンドにInterpCrvと入力します。
もしくは、曲線ツールタブにある上の画像のアイコンをクリックします。
![点を指定する](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/20-3-1024x549.webp)
その後、曲線を通したい部分に、点を指定していきます。
すると、指定した点を通る曲線を作成できます。
![作成した曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/21-3-1024x549.webp)
作成した曲線が、こちらになります。
![開いた曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/22-3-1024x544.webp)
作成した曲線を選択してみると、コマンド上に「開いた曲線」と表示されます。
![閉じる](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/23-3-1024x549.webp)
閉じるには、指定する最初の点と、最後の点の位置を同じにします。
![閉じた曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/24-3-1024x544.webp)
すると、このように「閉じた曲線」になりました。
HandleCurve
次は、HandleCurveコマンドです。
このコマンドでは、ハンドルという機能で曲線を制御し、曲線を作成します。
![HandleCurve](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/25-3-1024x544.webp)
HandleCurveを使う場合、コマンドにHandleCurveと入力します。
もしくは、曲線ツールタブにある上の画像のアイコンをクリックします。
![始点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/26-3-1024x549.webp)
最初に、始点を指定します。
![ハンドル](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/27-3-1024x549.webp)
すると、ハンドルが表示されます。
曲線を作成したい方向を選択します。
![次の点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/28-2-1024x549.webp)
その後、次の点を指定します。
![ハンドル](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/29-2-1024x549.webp)
すると、再度ハンドルが表示されるようになるので、次の方向を指定します。
ハンドルの線が長いほど、曲線が曲がるようになります。
このように、点の指定とハンドルの操作を繰り返し、任意の曲線を作成していきます。
![作成した曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/30-2-1024x549.webp)
今回作成した曲線が、こちらになります。
![開いた曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/31-2-1024x544.webp)
今回作成した曲線を選択してみると、「開いた曲線」と表示されます。
![閉じる](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/32-2-1024x549.webp)
閉じるには、始点と終点の位置を同じにします。
![閉じた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/33-1-1024x544.webp)
すると、このように「閉じた曲線」になりました。
Sketch
最後は、Sketchコマンドです。
このコマンドでは、フリーハンドで書くように曲線を作成することができます。
![Sketch](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/34-1024x544.webp)
Sketchを使う場合、コマンドにSketchと入力します。
もしくは、曲線ツールタブにある上の画像のアイコンをクリックします。
![始点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/35-1024x549.webp)
最初に、任意の場所に始点を指定します。
![カーソルを動かす](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/36-1024x549.webp)
その後、マウスのカーソルを動かすと、動かした後に曲線が自動的に作成されます。
![曲線になった](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/37-1-1024x549.webp)
最終的に、フリーハンドで書いたような曲線が作成されました。
![閉じる](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/38-1-1024x549.webp)
フリーハンドのように曲線を作成しますが、始点と終点を同じ位置に指定することができます。
![閉じる](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/10/39-1-1024x544.webp)
そのため、このように閉じた曲線にすることも可能です。
今回は以上になります。