[ライノセラス]立体の角を丸くするFilletEdgeとBlendEdgeを解説

[ライノセラス]立体の角を丸くするFilletEdgeとBlendEdgeを解説 rhinoceros

今回は、ライノセラスでソリッドやポリサーフェスの丸くする、FilletEdgeとBlendEdgeコマンドを解説します。

完成形

最終的には、上の画像のように、立体の角を丸くすることができるようになります。

使用モデル

今回は、こちらの立方体を使って実演します。

それでは、順番に解説します。

FilletEdgeコマンド

最初は、FilletEdgeコマンドを解説します。

FilletEdgeコマンド

FilletEdgeコマンドをコマンドに入力するか、ソリッドツールタブにある、上の画像のアイコンをクリックします。

縁を選択

すると、モデルの縁を選択することができます。

最初は、1つの縁を選択します。

次の半径

コマンド上の次の半径の数値を変えることで、角を丸くするサイズを指定することができます。

コマンド上の「次の半径」をクリックします。

半径の数値を入力

その後、コマンド上で半径の数値を入力します。

今回は、数値を2にしました。

半径を指定できた

これで、半径を指定することができました。

角が丸くなる

次に進むと、このように角が丸くなります。

丸い角完成

コマンドを完了すると、このようになりました。

ハンドルを動かす

コマンドを完了する前に、点のハンドルを動かすことで、縁の端の半径を個別に変えることができます。

両端で半径のサイズが異なる

縁の端を個別に編集できるので、両端で半径のサイズが異なるように角を丸くすることができます。

丸い角完成2

コマンドを完成すると、このようになりました。

複数の縁

先程は、1つの縁でFilletEdgeコマンドを使いましたが、複数の縁を選択することもできます。

複数の縁が交差する部分

その場合、このように複数の縁が交差する部分が考慮されて、角が丸くなります。

完成形3

コマンドが完了すると、このようになりました。

BlendEdgeコマンド

次に、BlendEdgeコマンドを見てみます。

基本的には、FilletEdgeコマンドと操作は同じです。

BlendEdgeコマンド

BlendEdgeをコマンドに入力するか、ソリッドツールタブにある上の画像のアイコンを、右クリックします。

縁を選択

BlendEdgeコマンドは、複数の縁を丸くする際のつながり方に特徴が出るので、今回は複数の縁を選択して実行します。

完成形4

BlendEdgeコマンドを実行すると、上の画像のように角が丸くなりました。

FilletEdgeコマンドとBlendEdgeコマンドの比較

FilletEdgeコマンドとBlendEdgeコマンドの出力結果

FilletEdgeコマンドとBlendEdgeコマンドの出力結果を、それぞれ比較してみます。

縁の交差部分が直線的につながる

FilletEdgeコマンドの場合、縁の交差部分が直線的につながっています。

縁の交差部分が滑らかにつながる

BlendEdgeコマンドの場合、縁の交差部分が滑らかにつながっていることが分かります。

このように、FilletEdgeコマンドとBlendEdgeコマンドには、交差部のつながり方に違いがあります。

今回は以上になります。