Grasshopperを使用しているとサーフェスに厚みをつけてソリッドにすることは多いと思います。
しかし、上の画像のように綺麗な厚みを作れるのはとても難しいと思います。
この画像は失敗例です。
Grasshopperでサーフェスに厚みをつけるためにZ軸方向でExtrude(厚みを出すコンポーネント)を使用しました。
しかし左側と右側を見ると、厚みが均一でなく綺麗ではありません。
おそらくこのような悩みを持っている人は多いと思います。
そこで今回は簡単にGrasshopperでサーフェスに綺麗で均等な厚みを作る方法を解説します。
結論として、“Offset Surface“を使うとうまくできます。
それでは解説していきます。
下のリンクから今回のGrasshopperとライノセラスのデータをダウンロードできるので是非ご利用ください。
今回のGrasshopperとライノのデータダウンロードはこちら
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サーフェスをオフセットする
こちらが全体のコンポーネントになります。
使用コンポーネント:① Surface ②Offset Surface ③Loft ④Brep Join
まずはSurfaceに自分の使用したいサーフェスを格納します。
最初にSurfaceコンポーネントを右クリックします。
そして”Set one Surface”を選択するとを格納できます。
次にOffset Surfaceを使用します。
このコンポーネントはサーフェスをオフセットしてくれます。
オフセットすることでサーフェスが形態を崩すことなく厚みを作ることができます。
D端子に数値を入力して自分のモデルに適した幅を設定してください。
今回は22にしています。
しかし、このままでは2つのサーフェスの間に隙間が空いています。
2つのサーフェスをロフトで繋げる
隙間を埋めるためにLoftを使用します。
元々のサーフェスとオフセットしたサーフェスをLoftコンポーネントに繋いでください。
そうすることにより2つのサーフェスを繋ぐ新たなサーフェスを作成することができます。
しかし、このサーフェスは上の画像のように残りの2つのサーフェスとは結合していません。
そのため全てのサーフェスを結合し、ソリッドにする必要があります。
全てのサーフェスを結合してソリッドにする
最後にBrep Joinを使用します。
このコンポーネントを使用することでサーフェスが結合され、ソリッドに変わります。
まとめ
まとめです。
Grasshopperで複雑なサーフェスや屋根に等しく厚みをつけるには
です。今回は以上になります。
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