https://kkaa.co.jp/project/gc-prostho-museum-research-center/
今回は、グラスホッパーで隈研吾建築のGCプロソミュージアム・リサーチセンターを再現しました。
全体の様子
![グラスホッパーの様子](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/ViewCapture20241205_044223-1024x576.jpg)
グラスホッパーの様子です。
![ライノセラス上の様子](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/ViewCapture20241205_044215-1024x576.jpg)
ライノセラス上の様子です。
![レンダリングした様子](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/gen2_1733343059992-1024x576.jpg)
最終的にレンダリングした様子です。
それでは、順番に解説していきます。
今回使用したグラスホッパーとライノセラスのデータダウンロードはこちら
ダウンロードできるデータのご利用に関しては、利用規約をご覧ください。
全体コンポーネント
![全体コンポーネント1](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/6-1-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/5-1-1024x493.jpg)
全体コンポーネント:①Center Box ②Multiplication ③Series ④Unit X ⑤Move ⑥Unit Y ⑦Unit Z ⑧Volume ⑨Point ⑩Closest Points ⑪Cull Index ⑫Brep Wireframe ⑬Flip Matrix ⑭Explode Tree ⑮Merge ⑯Curve Middle ⑰Cull Duplicates ⑱List Item ⑲Join Curves ⑳Extend Curve ㉑Perp Frames ㉒Deconstruct Plane ㉓Rectangle ㉔Surface ㉕Division ㉖Negative ㉗Loft ㉘Cap Holes
![全体コンポーネント3](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/2-7-1-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント4](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/1-7-1-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント5](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/4-1-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント6](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/3-1-1024x493.jpg)
ボックスを積み上げる
最初に、ボックスを積み上げていきます。
![ボックス](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/7-8-1024x534.webp)
最初に、Center BoxのXとYとZ端子に、1辺の半分の長さの数値を入力します。
今回は、200を入力しています。
すると、400×400×400の立方体が作成されました。
![X方向に複数コピー](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/8-8-1024x534.webp)
次に、ボックスをX方向に複数コピーします。
先程の200の数値を、MultiplicationのA端子につなげます。
また、MultiplicationのB端子に、2の数値を入力します。
すると、200×2=400の数値が出力されます。
その後、Multiplicationを、SeriesのN端子につなげます。
また、SeriesのC端子に、複数コピーする個数の数値を入力します。
今回は、15を入力しています。
すると、400ずつ増加する数値が、15個作成されました。
加えて、Center Boxを、MoveのG端子につなげます。
すると、上の画像のように、X軸方向にボックスが複数コピーされました。
![Graft](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/12-4-1024x438.webp)
また、Y軸方向に複数コピーしていきます。
この際に、MoveのT端子を右クリックし、Graftを選択してください。
また、先程のMoveのG端子を、今回のMoveのG端子につなげます。
![Y軸方向に複数コピー](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/9-8-1024x534.webp)
すると、Y軸方向に複数コピーされました。
![Graft](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/11-4-1024x438.webp)
さらに、Z軸方向にも複数コピーしていきます。
そして、先程のMoveのG端子を、今回のMoveのG端子につなげます。
この際に、Moveの左側のG端子を右クリックし、Graftを選択してください。
![Z軸方向に複数コピーされた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/14-4-1024x534.webp)
すると、Z軸方向にも複数コピーされました。
![Flatten](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/13-4-1024x438.webp)
この際に、Moveの右側のG端子を右クリックし、Flattenを選択してください。
これで、ボックスを積み上げることができました。
指定した点から近いボックスを取り除く
次に、指定した点から近いボックスを取り除きます。
![](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/15-3-1024x534.webp)
すると、各ボックスの中心点を取得することができます。
![点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/16-3-1024x534.webp)
次に、ボックスを取り除きたい場所に、1つ点を作成します。
![Point](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/17-3-1024x438.webp)
今回は、Pointを右クリックし、Set one Pointから点を作成しました。
![近くのボックスの点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/18-3-1024x534.webp)
その後、Pointを、Closest PointsのP端子につなげます。
また、VolumeのC端子を、Closest PointsのC端子につなげます。
そして、Closest PointsのN端子に、選択する点の個数の数値を入力します。
今回は、500を入力しています。
すると、上の画像のように、指定した点の近くのボックスの中心点が、いくつか選択されました。
![ボックスを取り除けた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/19-3-1024x534.webp)
その後、Closest Pointsのi端子を、Cull IndexのI端子につなげます。
また、MoveのG端子を、Cull IndexのL端子につなげます。
すると、上の画像のように、取得した中心点を持つボックスを取り除くことができました。
![枠線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/20-3-1024x534.webp)
その後、Cull Indexを、Brep WireframeのB端子につなげます。
すると、各ボックスの枠線を取得することができました。
その後、Brep WireframeをFlip Matrixにつなげます。
これで、指定した点から近いボックスを取り除くことができました。
木材を作成する
次に、木材を作成していきます。
現状、ボックスの枠線が重複しているので、その部分を削除します。
![Match outputs](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/21-3-1024x438.webp)
Flip Matrixを、Explode Treeにつなげます。
この際に、Explode Treeを右クリックし、Match outputsを選択してください。
すると、データの階層数と同じ数だけ、右側に端子が作成されます。
これにより、データの各階層のデータを取得することができるようになります。
![つなぎ方](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/36-1024x438.webp)
その後、Explode Treeの右側の端子を、上の画像のように3つのMergeにつなげます。
![線の方向1](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/22-3-1024x534.webp)
![線の方向2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/23-2-1024x534.webp)
![線の方向3](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/24-2-1024x534.webp)
3つのMergeには、それぞれの方向の線がまとめられています。
![Flatten](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/25-2-1024x438.webp)
この際に、3つのMergeのR端子を右クリックし、Flattenを選択してください。
![中心点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/26-1-1024x534.webp)
その後、Mergeを、Curve Middleにつなげます。
すると、各線の中心点を取得できます。
その後、Curve Middleを、Cull DuplicatesのP端子につなげます。
![Leave One](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/37-1024x438.webp)
この際に、Cull Duplicatesを右クリックし、Leave Oneを選択してください。
すると、重複している点が、1つになるまで削除されました。
![重複した線を消せた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/27-2-1024x534.webp)
その後、Cull DuplicatesのI端子を、List Itemのi端子につなげます。
また、Mergeを、List ItemのL端子につなげます。
すると、重複しないで線を取得することができました。
そして、List Itemを、Join CurvesのC端子につなげます。
すると線を結合することができます。
この作業を、3つのMergeで行ってください。
そして、3つのJoin Curvesを、Mergeにつなげてまとめてください。
![線を延長](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/28-2-1024x534.webp)
![線を延長2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/29-2-1024x534.webp)
その後、Mergeを、Extend CurveのC端子につなげます。
そして、Extend CurveのL0とL1端子に、延長する線の長さの数値を入力します。
今回は、200をどちらにも入力しています。
すると、上の画像のように、線を延長することができました。
![平面](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/30-1-1024x534.webp)
その後、Extend Curveを、Perp FramesのC端子につなげます。
そして、Perp FramesのN端子に、2の数値を入力します。
すると、上の画像のように、1つの線の両端に作業平面が作成されました。
![正方形](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/31-2-1024x534.webp)
その後、Perp FramesのF端子を、RectangleのP端子につなげます。
そして、RectangleのXとY端子に、1辺の長さの数値を入力します。
今回は、どちらにも50を入力しています。
すると、線の両端に、四角形の線データが作成されました。
また、RectangleのR端子を、Surfaceにつなげます。
これにより、サーフェスの正方形が作成されました。
しかし、この状態では線の中心から、正方形の中心が外れています。
そのため、正方形のサーフェスを移動させる必要があります。
![正方形のサーフェスを移動させる](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/38-1024x438.webp)
Perp FramesのF端子を、Deconstruct Planeにつなげます。
すると、各作業平面のデータを取得できます。
その後、Deconstruct PlaneのX端子と先程の50の数値を、Multiplicationにつなげます。
その後、Multiplicationを、DivisionのA端子につなげます。
また、DivisionのB端子には、数値の2を入力します。
また、Deconstruct PlaneのY端子でも、同様の作業を行います。
そして、先程のMoveを、新たなMoveのG端子につなげます。
![正方形のサーフェスを移動させた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/32-1-1024x534.webp)
すると、上の画像のように、線の中心に正方形のサーフェスの中心が来るようになりました。
![木材ができた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/33-1024x534.webp)
すると、上の画像のように、2つのサーフェスをつなぎ、木材ができました。
最後に、LoftをCap Holesにつなげて、木材部分を閉じます。
![完成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/34-1024x534.webp)
![完成2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/35-1024x534.webp)
これで完成です。
今回は以上になります。