https://londontopia.net/site-news/featured/30-st-mary-axe-10-interesting-facts-figures-gherkin/
今回は、グラスホッパーで30セント・メリー・アクス(30 St Mary Axe)を再現しました。
全体の様子
![ライノセラスとグラスホッパーの様子](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/ViewCapture20241127_105245-1024x576.jpg)
こちらは、ライノセラスとグラスホッパーの様子です。
![レンダリング](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/eyecatch2_web-1024x576.jpg)
最終的にレンダリングした様子です。
それでは、順番に解説していきます。
今回使用したグラスホッパーとライノセラスのデータダウンロードはこちら
ダウンロードできるデータのご利用に関しては、利用規約をご覧ください。
全体コンポーネント
![全体コンポーネント1](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/6-1-1-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/5-6-1024x493.jpg)
全体コンポーネント:①Circle ②Series ③Unit Z ④Move ⑤Area ⑥Division ⑦Graph Mapper ⑧Scale ⑨Divide Curve ⑩Shift List ⑪Flip Matrix ⑫Interpolate ⑬Merge ⑭Loft ⑮Surface Split ⑯Brep Wireframe ⑰Join Curves ⑱Ruled Surface ⑲Surface Closest Point ⑳Evaluate Surface ㉑Multiplication ㉒Extrude
![全体コンポーネント3](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/2-20-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント4](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/1-21-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント5](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/4-3-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント6](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/3-2-9-1024x493.jpg)
斜めに上がっていく曲線を作成する
最初に、斜めに上がっていく曲線を作成していきます。
![円](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/7-30-1024x534.webp)
まず、CircleのR端子に、半径の数値を入力します。
今回は20000を入力したので、半径20000の円が作成されます。
![円を真上に複数コピー](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/8-29-1024x534.webp)
次に、円を真上に複数コピーしていきます。
SeriesのN端子に、円の間の数値を入力します。
今回は、12000の数値を入力しています。
また、SeriesのC端子に、円の個数の数値を入力します。
今回は、10を入力しています。
すると、0から12000ずつ増加する数値が10個作成されました。
そして、Circleを、MoveのG端子につなげます。
すると、指定した12000の距離の間隔で、真上方向に円が10個コピーされました。
![円のスケールを変える数値とグラフ](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/9-26-1024x438.webp)
次に、円のスケールを変える数値とグラフを作成します。
DivisionのA端子に、1を入力します。
また、先程のSeriesで使用した10の数値を、DivisionのB端子につなげます。
すると、1÷10=0.1の数値が出力されます。
その後、Divisionを、新たなSeriesのN端子につなげます。
また、先程のSeriesで使用した10の数値を、新たなSeriesのC端子につなげます。
すると、0から始まり、0.1ずつ増加する数値が10個作成されました。
これらの数値は、この後作成するグラフのX軸の数値になります。
![Bezier](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/28-6-1024x438.webp)
その後、Seriesを、Graph Mapperにつなげます。
この際に、Graph Mapperを右クリックし、Graph typesからBezierを選択します。
その後、グラフの形を、2つ前の画像のように調整します。
すると、入力した数値のX座標に該当するY座標の数値が、0~1の範囲で出力されます。
![中心点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/10-27-1024x534.webp)
すると、円の中心点が取得できます。
![スケールが変わった](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/11-25-1024x534.webp)
その後、MoveのG端子を、ScaleのG端子につなげます。
加えて、Graph Mapperを、ScaleのF端子につなげます。
すると、上の画像のように、グラフに合わせて円のスケールが変わりました。
![点を作成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/12-24-1024x534.webp)
その後、ScaleのG端子を、Divide CurveのC端子につなげます。
また、Divide CurveのN端子に、線の分割数の数値を入力します。
今回は、20の数値を入力します。
すると、線を20に分割する位置に、点が作成されます。
![点をずらす](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/30-5-1024x438.webp)
次に、点をずらしていきます。
2つのSeriesを用意し、C端子に最初の方に使用した数値の10をつなげます。
1つ目のSeriesのN端子には、1を入力します。
2つ目のSeriesのN端子には、-1を入力します。
すると、0の数値から1ずつ増える、もしくは-1ずつ減っていく数値が作成されます。
![Graft](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/14-24-1024x438.webp)
この際に、SeriesのS端子を右クリックし、Graftを選択してください。
その後、Divide CurveのP端子を、2つのShift ListのL端子につなげます。
また、2つのSeriesを、それぞれShift ListのS端子につなげます。
すると、点が1つずつずれます。
その後、Shift Listに、Flip Matrixをそれぞれつなげます。
![曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/13-24-1024x534.webp)
その後、Flip Matrixを、それぞれInterpolateにつなげます。
すると、斜めに点をつなぐように曲線が作成されます。
![Flatten](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/15-22-1024x438.webp)
この際に、InterpolateのC端子を右クリックし、Flattenを選択してください。
そして、2つのInterpolateを、Mergeにつなげます。
これで、斜めに上がっていく曲線を作成することができました。
サーフェスを作成して厚みをつける
![サーフェスを作成して厚みをつける](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/16-20-1024x438.webp)
次に、サーフェスを作成して厚みをつけます。
![サーフェス](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/17-17-1024x534.webp)
1つのInterpolateを、LoftのC端子につなげます。
すると、曲線をつないでサーフェスが作成されました。
![Closed loft](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/32-4-1024x437.webp)
この際に、LoftのO端子を右クリックし、Loft optionsから、Closed loftにチェックを入れてください。
すると、サーフェスの最初と最後が閉じるようになります。
![サーフェスを分割](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/18-15-1024x534.webp)
その後、Mergeを、Surface SplitのC端子につなげます。
また、Loftを、Surface SplitのS端子につなげます。
すると、サーフェスが曲線によって分割されました。
![枠線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/19-14-1024x534.webp)
その後、Surface Splitを、Brep WireframeのB端子につなげます。
すると、分割されたサーフェスの枠線を取得できます。
その後、Brep Wireframeを、Join CurvesのC端子につなげます。
すると、1本1本の枠線が結合されます。
![Flatten](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/31-4-1024x438.webp)
この際に、Join CurvesのC端子を右クリックし、Flattenを選択してください。
![中心点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/20-13-1024x534.webp)
その後、Surface Splitを、Areaにつなげます。
すると、各サーフェスの中心点を取得できます。
![スケールを小さく変える](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/21-11-1024x534.webp)
そして、Join Curvesを、ScaleのG端子につなげます。
ScaleのF端子には、倍率の数値を入力します。
今回は、0.9を入力しています。
すると、各サーフェスの枠線のスケールが小さくなりました。
![枠のサーフェス](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/22-9-1024x534.webp)
その後、Join CurvesとScaleのG端子を、Ruled Surfaceにつなげます。
すると、枠のサーフェスが作成されます。
![サーフェスのスケール](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/23-9-1024x534.webp)
また、もう1つのScaleを用意し、G端子にSurface Splitをつなげます。
また、ScaleのC端子には、先程のAreaのC端子をつなげます。
ScaleのF端子には、先程の0.9を入力します。
すると、内側部分のサーフェスが作成されました。
![サーフェスの情報](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/24-8-1024x534.webp)
その後、AreaのC端子を、Surface Closest PointのP端子につなげます。
Surface Closest PointのS端子には、Loftをつなげます。
すると、サーフェス上に点を反映させることができます。
その後、Loftを、Evaluate SurfaceのS端子につなげます。
また、Surface Closest PointのuvP端子を、Evaluate SurfaceのUV端子につなげます。
すると、そのサーフェス上の点がある地点の情報を取得できます。
![厚みをつける](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/25-8-1024x534.webp)
最後に、厚みをつけていきます。
Evaluate SurfaceのN端子を、MultiplicationのA端子につなげます。
MultiplicationのB端子には、押し出す距離の数値を入力します。
今回は、200を入力しています。
その後、2つのExtrudeを用意します。
2つのExtrudeのD端子に、Multiplicationをつなげます。
1つのExtrudeのB端子には、Ruled Surfaceをつなげます。
2つ目のExtrudeのB端子には、ScaleのG端子をつなげます。
すると、枠と内側の部分のサーフェスに厚みを作ることができます。
![下から見た様子](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/27-7-1024x534.webp)
下から見た様子です。
![完成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/26-8-1024x534.webp)
最終的に完成した様子です。
今回は以上になります。