[Grasshopper]MultiPipeを使った内装デザイン方法[データも配布]

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今回は、グラスホッパーでMultiPipeを使った内装デザイン方法について解説します。

本記事では、コンポーネントはアイコン表示になっています。


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全体の様子

全体の様子1
全体の様子2
全体の様子3
全体の様子4
全体の様子5

上5枚の画像は、グラスホッパーの様子です。

全体の様子6
全体の様子7
全体の様子8
全体の様子9
全体の様子10

上5枚の画像は、ライノセラス上に書き出した様子です。

レンダリング

上の画像は、最終的にレンダリングした様子です。

それでは、順番に解説していきます。

今回使用したグラスホッパーとライノセラスのデータダウンロードはこちら

ダウンロードできるデータのご利用に関しては、利用規約をご覧ください。

全体コンポーネント

全体コンポーネント:①RectangleUnit ZExtrudeCap HolesVolumeScalePopulate 3D ⑧Proximity 3D ⑨Curve MiddleCull DuplicatesList ItemMultiPipeBrep ⑭Solid Intersection

全体コンポーネント1
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全体コンポーネント2
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直方体のモデル内にランダムな点を作成する

最初に、直方体のモデル内にランダムな点を作成していきます。

長方形

RectangleのXとY端子に、四角形の線の辺の長さの数値を入力します。

今回は、X端子に20000、Y端子に10000の数値を入力しています。

すると、上の画像のように、20000×10000の長方形の線データが作成されました。

高さ

その後、高さの数値を、Unit Zにつなげます。

今回は、先程の10000の数値を入力しています。

その後、Unit Zを、ExtrudeのD端子につなげます。

すると、上の画像のように、長方形の線データが真上方向に押し出されます。

蓋をする

その後、Extrudeを、Cap Holesにつなげます。

すると、上の画像のように、穴に蓋をすることができました。

中心点

その後、Cap Holesを、Volumeにつなげます。

すると、上の画像のように、直方体の中心点を取得できました。

スケール

その後、VolumeのC端子を、ScaleのC端子につなげます。

さらに、Extrudeを、ScaleのG端子につなげます。

さらに、倍率の数値を、ScaleのF端子につなげます。

今回は、1.1の数値を入力しています。

すると、上の画像のように、1.1倍の大きさの直方体が作成されました。

ランダムな点

その後、ScaleのG端子を、Populate 3DのR端子につなげます。

さらに、点の個数の数値を、Populate 3DのN端子につなげます。

今回は、500の数値を入力しています。

すると、上の画像のように、スケール変更した直方体内に、ランダムな点が500個作成されます。

ランダムな点の位置を変えたい場合には、任意のランダムさを変えるシード値の数値を、Populate 3DのS端子につなげてください。

点をつなぐ線を作成する

次に、点をつなぐ線を作成していきます。

点をつなぐ線

Populate 3Dを、Proximity 3DのP端子につなげます。

さらに、1つの点が他の点につながる個数の数値を、Proximity 3DのG端子につなげます。

今回は、5の数値を入力しています。

すると、上の画像のように、各点が周辺の5つの点をつなぐ線が作成されました。

Flatten

この際に、Proximity 3DのL端子を右クリックし、Flattenに設定してください。

中点

次に、重複している線を削除していきます。

その後、Proximity 3DのL端子を、Curve Middleにつなげます。

すると、上の画像のように、各線の中点を取得できました。

Leave One

その後、Curve Middleを、Cull DuplicatesのP端子につなげます。

この際に、Cull Duplicatesを右クリックし、Leave Oneに設定してください。

すると、重複している中点を削除し、1つにすることができます。

重複している線を削除

その後、Cull DuplicatesのI端子を、List Itemのi端子につなげます。

さらに、Proximity 3DのL端子を、List ItemのL端子につなげます。

すると、残った点に該当する線のみを取得できます。

パイプと直方体の交差する部分を取得する

最後に、パイプと直方体の交差する部分を取得していきます。

パイプ

List Itemを、MultiPipeのCurves端子につなげます。

ノードの大きさの数値を、MultiPipeのNodeSize端子につなげます。

今回は、200の数値を入力します。

さらに、ノード間の大きさの倍率の数値を、0~1の間の数値で入力します。

今回は、0.5の数値を入力しています。

すると、上の画像のように、ノードの中間がノードの半分のサイズのパイプが作成されました。

Brepに変換

その後、MultiPipeを、Brepにつなげます。

すると、MultiPipeの状態ではSubDモデルでしたが、Brepモデルに変換されました。

これにより、ブール演算の加算や減算をすることが可能になります。

交差する部分

その後、BrepCap Holesを、Solid Intersectionにつなげます。

すると、上の画像のように、直方体とパイプの交差する部分のみを取得できました。

完成
完成

これで完成です。

今回は以上になります。