https://faulders-studio.com/AIRSPACE-TOKYO
今回は、グラスホッパーでAIRSPACE TOKYOの外観を再現しました。
動画で見る
全体の様子
![全体の様子1](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/ViewCapture20241227_124706-1024x576.jpg)
![全体の様子2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/ViewCapture20241227_124747-1024x576.jpg)
![全体の様子3](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/ViewCapture20241227_124758-1024x576.jpg)
上3枚の画像は、グラスホッパーの様子です。
![全体の様子4](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/ViewCapture20241227_124724-1024x576.jpg)
![全体の様子5](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/ViewCapture20241227_124740-1024x576.jpg)
![全体の様子6](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/ViewCapture20241227_124809-1024x576.jpg)
上3枚の画像は、ライノセラス上に書き出した様子です。
![レンダリング](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/gen2_1735270754093-1024x576.jpg)
上の画像は、最終的にレンダリングした様子です。
それでは、順番に解説していきます。
今回使用したグラスホッパーとライノセラスのデータダウンロードはこちら
ダウンロードできるデータのご利用に関しては、利用規約をご覧ください。
全体コンポーネント
全体コンポーネント:①Rectangle ②Series ③Offset Curve ④Explode ⑤Unit Z ⑥Move ⑦Ruled Surface ⑧Brep Wireframe ⑨Join Curves ⑩List Length ⑪Construct Domain ⑫Random ⑬Integer ⑭Populate 2D ⑮Voronoi ⑯Rebuild Curve ⑰Area ⑱Scale ⑲Surface ⑳MD Slider ㉑Evaluate Surface ㉒Extrude ㉓Trim Solid ㉔Multiplication
![全体コンポーネント1](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/1-14-5-1024x481.jpg)
![全体コンポーネント2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/2-14-5-1024x481.jpg)
![全体コンポーネント3](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/3-14-1024x481.jpg)
![全体コンポーネント4](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/4-14-1024x481.jpg)
![全体コンポーネント5](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/5-12-1024x481.jpg)
![全体コンポーネント6](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/6-12-1024x481.jpg)
3重のサーフェスを作成する
まずは、3重のサーフェスを作成していきます。
![四角形](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/7-25-1024x534.webp)
まずは、RectangleのXとY端子に、辺の長さの数値を入力します。
今回は、X端子に15000、Y端子に5000の数値を入力しています。
すると、上の画像のように、15000×5000の長方形の線データが作成されました。
![オフセット](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/8-23-1024x534.webp)
その後、SeriesのS端子に、1の数値を入力します。
さらに、SeriesのN端子に、100の数値を入力します。
また、SeriesのC端子に、3の数値を入力します。
すると、1から100ずつ増加する数値が、3つ作成されます。
その後、Seriesを、Offset CurveのD端子につなげます。
さらに、RectangleのR端子を、Offset CurveのC端子につなげます。
すると、上の画像のように、線がオフセットされ、3本の長方形の線データが作成されました。
![線を分解](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/9-24-1024x534.webp)
その後、Offset Curveを、ExplodeのC端子につなげます。
すると、上の画像のように、長方形の線データが、4本の線に分解されました。
![真上方向に移動](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/10-23-1024x534.webp)
その後、真上方向に移動させる距離の数値を、Unit Zにつなげます。
今回は、5000の数値を入力しています。
さらに、ExplodeのS端子を、MoveのG端子につなげます。
すると、上の画像のように、線が真上方向に移動しました。
![サーフェス](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/11-19-1024x534.webp)
その後、ExplodeのS端子とMoveのG端子を、Ruled Surfaceにつなげます。
すると、上の画像のように、線をつなぐサーフェスが作成されました。
![Graft](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/14-16-1024x438.webp.pagespeed.ce.LtE1jcDJvM.webp)
この際に、Ruled SurfaceのS端子を右クリックし、Graftに設定してください。
これで、3重のサーフェスを作成することができました。
サーフェス上にランダムな点を作成する
次に、サーフェス上にランダムな点を作成していきます。
![枠線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/12-18-1024x534.webp)
Ruled Surfaceを、Brep WireframeのB端子につなげます。
すると、上の画像のように、各サーフェスの枠線を取得できます。
そして、Brep Wireframeを、Join CurvesのC端子につなげます。
これにより、互いに接している線同士が結合されます。
![数値](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/13-17-1024x438.webp)
その後、Ruled Surfaceを、List Lengthにつなげます。
![Flatten](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/15-15-1024x438.webp)
この際に、List Lengthの左側のL端子を右クリックし、Flattenに設定してください。
すると、サーフェスの個数の数値を取得できます。
その後、0の数値を、Construct DomainのA端子につなげます。
また、100の数値を、Construct DomainのB端子につなげます。
すると、0 To 100という数値範囲が作成されます。
その後、List Lengthを、RandomのN端子につなげます。
さらに、Construct Domainを、RandomのR端子につなげます。
すると、0~100の数値範囲で、ランダムな数値が作成されます。
![Graft](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/16-15-1024x438.webp.pagespeed.ce.lYqWIIdmfN.webp)
この際に、Integerを右クリックし、Graftに設定してください。
すると、ランダムに作成された少数の数値を、整数に変換できます。
この作成されたランダムの数値は、次に作成する点の、位置のランダムさを変えるシード値として使います。
![ランダムな点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/17-15-1024x534.webp)
その後、Ruled Surfaceを、Populate 2DのR端子につなげます。
さらに、Populate 2DのN端子に、作成する点の個数の数値を入力します。
また、Integerを、Populate 2DのS端子につなげます。
すると、上の画像のように、各サーフェス上にランダムな点が作成されました。
これで、サーフェス上にランダムな点を作成することができました。
ボロノイのサーフェスを作成する
次に、ボロノイのサーフェスを作成していきます。
![ボロノイ](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/18-16-1024x534.webp)
Populate 2Dを、VoronoiのP端子につなげます。
さらに、Join Curvesを、VoronoiのB端子につなげます。
すると、上の画像のように、ボロノイの線データが作成されました。
![丸くする](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/19-14-1024x534.webp)
その後、Voronoiを、Rebuild CurveのC端子につなげます。
そして、Rebuild CurveのD端子に、曲線の次数の数値を入力します。
今回は、2の数値を入力しています。
また、Rebuild CurveのN端子には、制御点の個数の数値を入力します。
今回は、10の数値を入力しています。
すると、上の画像のように、各ボロノイの線が、丸く滑らかになりました。
![中心点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/20-13-1024x534.webp)
その後、Rebuild Curveを、Areaにつなげます。
すると、各ボロノイ線の中心点を取得できます。
![スケール](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/21-12-1024x534.webp)
その後、AreaのC端子を、ScaleのC端子につなげます。
また、Rebuild Curveを、ScaleのG端子につなげます。
さらに、倍率の数値を、ScaleのF端子につなげます。
今回は、0.88の数値を入力しています。
すると、上の画像のように、各ボロノイ線のスケールが小さくなりました。
![サーフェスに変換](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/22-10-1024x534.webp)
すると、上の画像のように、各ボロノイ線が、サーフェスに変換されました。
これで、ボロノイのサーフェスを作成することができました。
穴を開けて厚みを付ける
最後に、穴を開けて厚みを付けていきます。
![Reparameterize](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/24-9-1024x438.webp)
Surfaceを、Evaluate SurfaceのS端子につなげます。
この際に、Evaluate SurfaceのS端子を右クリックし、Reparameterizeに設定してください。
これにより、各サーフェス上の地点を、0~1の数値で指定できるようになります。
また、MD Sliderを、Evaluate Surfaceのuv端子につなげます。
![サーフェス上の点の地点の情報](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/23-9-1024x534.webp)
すると、サーフェス上の点の地点の情報を取得できます。
![厚み](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/25-9-1024x534.webp)
その後、Evaluate SurfaceのN端子を、ExtrudeのD端子につなげます。
Evaluate SurfaceのN端子からは、法線ベクトルデータが出力されます。
さらに、Surfaceを、ExtrudeのB端子につなげます。
すると、上の画像のように、サーフェスに厚みができます。
この厚みは、穴を開けるために作成したので、厚みの数値を指定する必要はありません。
![穴を開ける](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/26-8-1024x534.webp)
その後、Ruled Surfaceを、Trim SolidのS端子につなげます。
また、Extrudeを、Trim SolidのT端子につなげます。
すると、上の画像のように、サーフェスに穴を開けることができました。
![Flatten](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/27-9-1024x438.webp)
この際に、Trim SolidのR端子を右クリックし、Flattenに設定してください。
![](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/29-9-1024x438.webp.pagespeed.ce.aGl8_yxow-.webp)
その後、Trim Solidを、Evaluate SurfaceのS端子につなげます。
この際に、Evaluate SurfaceのS端子を右クリックし、Reparameterizeに設定してください。
これにより、各サーフェス上の地点を、0~1の数値で指定できるようになります。
また、MD Sliderを、Evaluate Surfaceのuv端子につなげます。
![各サーフェスの点の地点の情報を取得](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/28-9-1024x534.webp)
すると、サーフェス上の点の地点の情報を取得できます。
![厚み](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/30-6-1024x534.webp)
その後、厚みの数値と、Evaluate SurfaceのN端子を、Multiplicationにつなげます。
今回は、20の数値を入力しています。
その後、Multiplicationを、ExtrudeのD端子につなげます。
また、Trim Solidを、ExtrudeのB端子につなげます。
すると、上の画像のように、穴を開けたサーフェスに厚みを付けることができました。
![完成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/12/31-7-1024x534.webp)
これで完成です。
今回は以上になります。
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