https://hash-casa.com/2022/09/05/acac/
今回は、グラスホッパーで安藤忠雄の国際芸術センター青森を再現してみます。
![完成1](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/1-12-1-1024x576.jpg)
こちらが、最終的な様子です。
![完成2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/2-10-1-1024x576.jpg)
こちらが、ライノセラスに書き出した様子です。
![レンダリングした様子](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/eyecatch_web-1-1024x576.jpg)
こちらが、レンダリングした様子です。
それでは、順番に解説していきます。
今回使用したグラスホッパーとライノセラスのデータダウンロードはこちら
ダウンロードできるデータのご利用に関しては、利用規約をご覧ください。
動画で見る
アーチ部分を作成する
![アーチ部分を作成するコンポーネント1](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/4-1-1024x493.jpg)
![アーチ部分を作成するコンポーネント2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/3-2-1024x493.jpg)
アーチ部分を作成するコンポーネント:①Arc 3Pt ②Unit Y ③Move ④Ruled Surface ⑤Divide Surface ⑥Flip Matrix ⑦Interpolate ⑧Offset Curve ⑨Offset Surface ⑩Brep Join
最初は、アーチ部分の円弧を作成していきます。
![アーチ](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/7-14-1024x529.webp)
最初に、Arc 3PtのAとC端子に、アーチの下部分の位置の座標を入力します。
今回は、A端子に0,0,0、C端子に10000,0,0の座標を入力しています。
そして、C端子に、AとB端子の座標が通る位置の座標を入力します。
今回は、5000,0,3000の座標を入力しています。
すると、上の画像のように円弧が作成されました。
![移動させた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/8-14-1024x529.webp)
その後、Unit Yに移動させる分の数値を入力します。
今回は、50000を入力しています。
その後、Arc 3PtのA端子を、MoveのG端子に入力します。
すると、Y軸方向に円弧が移動してコピーされました。
![点で分割](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/9-13-1024x529.webp)
その後、Arc 3PtのA端子を、Ruled SurfaceのA端子につなげます。
さらに、MoveのG端子を、Ruled SurfaceのB端子につなげます。
すると、2つの円弧の線をつなぎ、サーフェスが作成されました。
そして、Ruled Surfaceを、Divide SurfaceのS端子につなげます。
さらに、Divide SurfaceのUとV端子に、分割数の数値を入力します。
今回は、30を入力しています。
すると、上の画像のように、サーフェスを分割する位置に点が作成されます。
![アーチの線が複数作成される](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/10-13-1024x529.webp)
その後、Divide SurfaceのP端子を、Flip Matrixにつなげます。
これにより、行と列が入れ替わり、後程アーチの線が作れるようになります。
そして、Flip MatrixをInterpolateにつなげます。
すると、複数のアーチの曲線が作成されます。
![オフセット](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/12-11-1024x529.webp)
その後、Interpolateを、Offset CurveのC端子につなげます。
そして、Offset CurveのD端子に、オフセットする数値を入力します。
今回は、75を入力しています。
すると、円弧がオフセットされました。
![サーフェスが作成される](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/13-10-1024x529.webp)
その後、InterpolateのC端子と、Offset CurveをRuled SurfaceのAとB端子につなげます。
すると、2つの円弧から、サーフェスが作成されました。
![オフセット](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/14-10-1024x529.webp)
その後、Ruled Surfaceを、Offset SurfaceのS端子につなげます。
さらに、Offset SurfaceのD端子にオフセットする数値を入力します。
今回は、先程使用した75を入力しています。
すると、サーフェスがオフセットされました。
![結合](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/15-9-1024x529.webp)
その後、先程のRuled SurfaceとOffset Surfaceを、新しいRuled SurfaceのAとB端子につなげます。
すると、2つのサーフェスをつなぐサーフェスが作成されました。
そして、2つのRuled SurfaceとOffset Surfaceを、Brep Joinにつなげます。
![Flatten](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/28-3-1024x438.webp)
この際に、Brep JoinのB端子を右クリックし、Flattenを選択してください。
すると、3つのサーフェスが結合されました。
![アーチ部分が完成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/16-9-1024x529.webp)
すると、このようにアーチ部分が完成しました。
斜めの部分を作成する
![](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/6-1024x493.jpg)
![](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/5-1024x493.jpg)
斜めの部分を作成するコンポーネント:①Addition ②Series ③Divide Curve ④Shift List ⑤Flip Matrix ⑥List Item ⑦Cull Index ⑧Interpolate ⑨Clean Tree ⑩Merge ⑪Perp Frames ⑫Rectangle ⑬Loft ⑭Cap Holes ⑮Flip Curve ⑯Negative
次に、斜めの部分を作成していきます。
![つなげ方](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/29-3-1024x437.webp)
まず、先程使用したInterpolateのC端子を、Divide CurveのC端子につなげます。
さらに、先程Divide Surfaceで使用した、分割数の30を、Divide CurveのN端子につなげます。
![点が作成される](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/17-9-1024x529.webp)
すると、このように曲線を分割する位置に点が作成されます。
![数値の作成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/30-3-1024x437.webp)
その後、AdditionのA端子に、Divide Surfaceで使用した分割数の30を入力します。
さらに、AdditionのB端子に、1を入力します。
すると、足し算されて31の数値が作成されます。
そして、Additionを、SeriesのC端子につなげます。
SeriesのN端子には、1を入力します。
すると、0~31の数値が作成されます。
![Graft](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/31-2-1024x437.webp)
この際、SeriesのS端子を右クリックし、Graftを選択してください。
その後、Divide CurveのP端子を、Shift ListのL端子につなげます。
さらに、Seriesを、Shift ListのS端子につなげます。
そして、Shift ListをFlip Matrixにつなげます。
![点をずらす](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/33-3-1024x437.webp)
その後、Additionを、新たなSeriesのC端子につなげます。
そして、新たなSeriesのN端子に、1を入力します。
すると、このように0~30の数値が作成されます。
![Graft](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/34-2-1024x437.webp)
この際、SeriesのS端子を右クリックし、Graftを選択してください。
その後、このSeriesを、さらにもう1つのSeriesのC端子につなげます。
そして、SeriesのSとN端子に、-1の数値を入力します。
すると、-1・-1, -2・-1, -2, -3・・・のように数値が作成されます。
![半分](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/18-9-1024x544.webp)
![もう半分](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/19-9-1024x529.webp)
その後、List itemとCull IndexのL端子に、Flip Matrixをつなげます。
さらに、Seriesを、List itemとCull IndexのiとI端子に、つなげます。
すると、上の2枚の画像のように、点が斜めに2つに分かれました。
![Interpolate](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/21-8-1024x493.webp)
その後、List itemとCull Indexを、それぞれInterpolateにつなげます。
この際にエラーになりますが、問題ありません。
![Flatten](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/35-1-1024x437.webp)
この際に、Interpolateのc端子を右クリックし、Flattenを選択してください。
![点をつなぐ曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/20-9-1024x529.webp)
すると、このように斜めに点をつなぐ曲線を作成することができます。
その後、nullという空データがエラーの原因なので、InterpolateをそれぞれClean treeにつなげます。
すると、nullの空データが除去されます。
さらに、2つのClean treeを、Mergeにつなげてデータを統合します。
![斜めの部分](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/36-1-1024x437.webp)
その後、MergeをPerp FramesのC端子につなげます。
そして、Perp FramesのN端子に、任意の数値を入力します。
今回は、10を入力しています。
そして、Perp FramesのF端子を、RectangleのP端子につなげます。
そして、RectangleのXとY端子に、先程使用した75の数値を入力します。
![四角形の線データ](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/22-6-1024x529.webp)
すると、このように四角形の線データが作成されました。
![](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/23-6-1024x529.webp)
その後、RectangleのR端子を、LoftのC端子につなげます。
すると、四角形がつながり、サーフェスが作成されます。
LoftをCap Holesにつなげると、サーフェスが閉じます。
これで、下側の斜めの部分が完成です。
![Offset Curve](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/26-5-1024x438.webp)
上側の斜めの部分は、下側とほとんど同じなので、違う部分のみ解説します。
上側の場合、Offset Curveを使います。
![Flip Curve](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/24-5-1024x438.webp)
Offset Curveを、Flip Curveにつなげています。
曲線の向きが反対になり、逆方向に斜めにすることができるようになります。
![Nregative](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/25-5-1024x438.webp)
RectangleのXとY端子の数値の間に、Negativeを入れて数値をマイナスにします。
以上が下側と異なる点です。
![上側](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/27-4-1024x529.webp)
上側の斜めの部分の様子です。
![完成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/1-12-1-1024x576.jpg)
完成した様子です。
![](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/2-10-1-1024x576.jpg)
ライノセラスに書き出した様子です。
![レンダリング](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/eyecatch_web-1-1024x576.jpg)
レンダリングした様子です。
今回は以上になります。
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