https://www.archdaily.com/867369/bosjes-chapel-steyn-studio
今回は、グラスホッパーでボシズ・チャペル(Bosjes Chapel)を再現しました。
動画で見る
全体の様子
![全体の様子1](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/2-17-1024x576.png)
正面から見た様子です。
![全体の様子2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/4-2-1024x576.png)
斜めから見た様子です。
![全体の様子3](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/6-1024x576.png)
斜め上から見た様子です。
![レンダリング](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/eyecatch2-2-1024x576.jpg)
最終的にレンダリングした様子です。
それでは、順番に解説していきます。
今回使用したグラスホッパーとライノセラスのデータダウンロードはこちら
ダウンロードできるデータのご利用に関しては、利用規約をご覧ください。
全体コンポーネント
![全体コンポーネント1](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/12-1-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/11-1-1024x493.jpg)
全体コンポーネント:①Construct Point ②Unit X ③Move ④Line ⑤Divide Curve ⑥Addition ⑦Division ⑧Series ⑨Graph Mapper ⑩Unit Z ⑪Multiplication ⑫Interpolate ⑬Unit Y ⑭Merge ⑮Loft ⑯Extrude ⑰Project ⑱Area ⑲Scale ⑳Deconstruct Brep ㉑Join Curves ㉒List item ㉓Project ㉔Surface Split ㉕Negative ㉖Split Brep ㉗Brep Join
![全体コンポーネント3](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/8-2-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント4](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/7-2-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント5](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/10-2-1024x493.jpg)
![全体コンポーネント6](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/9-3-1024x493.jpg)
波線を作成する
最初は、波線を作成していきます。
![点](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/13-21-1024x534.webp)
まず、Construct Pointを配置します。
すると、原点の位置に点が作成されます。
![点を移動](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/14-21-1024x534.webp)
その後、移動させる距離の数値を、Unit Xにつなげます。
今回は、14000の数値を入力しました。
すると、点がX軸方向に14000移動しました。
![直線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/15-19-1024x534.webp)
その後、Construct PointとMoveのG端子を、Lineにつなげます。
すると、2つの点を結ぶ直線が作成されました。
![点を複数作成](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/16-18-1024x534.webp)
その後、Lineを、Divide CurveのC端子につなげます。
そして、Divide CurveのN端子に、分割数の数値を入力します。
今回は、40を入力しています。
すると、直線を40に分割する位置に点が作成されます。
点の数は、合計41個です。
![数値](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/17-16-1024x438.webp)
次に、点を1つずつ移動させます。
Additionに、先程の40と1の数値を入力し、41の数値を作成します。
これは、点の数が41なので、+1しています。
その後、DivisionのA端子に、1を入力します。
さらに、DivisionのB端子に、先程の40の数値を入力します。
すると、1÷40=0.025の数値が出力されます。
そして、SeriesのN端子に、Divisionをつなげます。
そして、Additionを、SeriesのC端子につなげます。
すると、0から0.025ずつ増加する数値が、41個作成されます。
これらの数値は、次に使うグラフのX軸の数値になります。
その後、Seriesを、2つのGraph Mapperにつなげます。
![Sine](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/38-1-1024x438.webp)
この際に、Graph Mapperを右クリックし、Graph typesからSineを選択してください。
そして、グラフを上の画像のようにそれぞれ変えてください。
Graph Mapperからは、0~1の数値の間で、該当するX軸の地点のY軸の数値が出力されます。
![点を移動させる](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/39-1-1024x438.webp)
その後、Multiplicationに、Unit Zと4000の数値とGraph Mapperを入力してください。
![端子を増やす](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/40-1-1024x438.webp)
Multiplicationに向かってズームし、プラスのアイコンを押すと、入力端子を増やすことができます。
![点がそれぞれ移動した](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/18-14-1024x534.webp)
その後、MoveのT端子に、Multiplicationをつなげます。
また、Divide CurveのP端子を、MoveのG端子につなげます。
すると、上の画像のように、点がSine波のように移動しました。
![曲線](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/19-13-1024x534.webp)
その後、Moveを、Interpolateにつなげます。
すると、点をつないで曲線が作成されました。
![曲線を移動](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/20-12-1024x534.webp)
その後、最初に使用した14000の数値を、Unit Yにつなげます。
また、Interpolateを、MoveのG端子につなげます。
すると、曲線がY軸方向に移動します。
![もう1つのGraph Mapper](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/21-10-1024x534.webp)
![もう1つのGraph Mapper2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/22-8-1024x534.webp)
もう1つのGraph Mapperの方も、Interpolateまで同様に行います。
![真ん中まで移動](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/23-8-1024x534.webp)
もう1つのグラフの場合、Unit Yを、DivisionのA端子につなげます。
そして、DivisionのB端子に、2の数値を入力します。
また、Interpolateを、MoveのG端子につなげます。
すると、上の画像のように、もう1つの曲線が真ん中に移動します。
これで、破線を作成することができました。
波線から屋根を作成する
次に、波線から屋根を作成していきます。
![Merge](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/25-7-1024x438.webp)
Interpolateと2つのMoveを、Mergeにつなげます。
この際に、上の画像の順番でMergeにつなげてください。
![サーフェス](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/26-7-1024x534.webp)
すると、3つの曲線をつないでサーフェスが作成されました。
![厚み](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/27-6-1024x534.webp)
そして、Unit Zに、厚みの数値を入力します。
今回は、200を入力しています。
その後、Unit Zを、ExtrudeのD端子につなげます。
すると、上の画像のように、厚みができました。
これで、屋根部分は完成です。
屋根下部分のボリュームを作成する
最後に、屋根下部分のボリュームを作成します。
![投影](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/28-5-1024x534.webp)
すると、XY作業平面に、屋根が投影されます。
![スケール](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/29-5-1024x534.webp)
すると、投影された四角形の中心点を、C端子から取得できます。
ScaleのF端子には、倍率の数値を入力します。
今回は、0.8を入力しています。
すると、上の画像のように、スケールが小さくなりました。
![分解](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/30-4-1024x534.webp)
その後、ScaleのG端子を、Deconstruct Brepにつなげます。
すると、正方形が分解されます。
![線を結合](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/31-3-1024x534.webp)
その後、Deconstruct BrepのE端子を、Join Curvesにつなげます。
すると、分解されてできた枠線が結合し、線の四角形ができました。
また、Projectの関係で正方形が重なっているため、Join Curvesを、List ItemのL端子につなげ、1つの線のみを取得します。
List Itemのi端子には、0を入力します。
![サーフェスに投影](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/32-3-1024x534.webp)
その後、List Itemを、Project(先程のProjectとは異なる同名のコンポーネント)のC端子につなげます。
すると、正方形の線が、サーフェスに投影されました。
![分割](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/33-4-1024x534.webp)
その後、Loftを、Surface SplitのS端子につなげます。
また、Projectを、Surface SplitのC端子につなげます。
すると、線の位置でサーフェスが分割されます。
そして、Surface Splitを、List Itemにつなげます。
また、List Itemのi端子に、1を入力します。
すると、内側の分割されたサーフェスのみを取得できます。
![押し出し](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/34-3-1024x534.webp)
その後、Unit Zに押し出す距離の数値を入力します。
今回は、4000を入力しています。
その後、Negativeを、ExtrudeのD端子につなげます。
また、List Itemを、ExtrudeのB端子につなげます。
すると、下方向にサーフェスが押し出されました。
![サーフェスに変換](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/35-2-1024x534.webp)
その後、Join Curvesで使用したList Itemを、Surfaceにつなげます。
すると、地面にある正方形の線データが、サーフェスに変換します。
![分割](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/36-2-1024x534.webp)
そして、Extrudeを、Split BrepのB端子につなげます。
また、Surfaceを、Split BrepのC端子につなげます。
すると、地面の位置で、押し出しが分割されます。
そして、Split Brepを、List Itemにつなげ、上側部分のみを取得します。
![Flatten](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/41-1-1024x438.webp)
最後に、SurfaceとList Itemを、Brep Joinにつなげます。
この際に、Brep JoinのB端子を右クリックし、Flattenを選択してください。
![結合](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/11/37-1-1024x534.webp)
すると、押し出し部分と正方形サーフェスが結合します。
これで、屋根下部分のボリュームが完成しました。
今回は以上になります。
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