[Grasshopper]交差するモデル同士を結合するSolid Unionの使い方

[Grasshopper]交差するモデル同士を結合するSolid Unionの使い方 Grasshopperコンポーネント
本サイトはプロモーションが含まれています

交差するモデル同士を結合する、Solid Unionの使い方について解説します。

見え方1
見え方2

グラスホッパー上では上の2つのどちらかで表されます。

本記事では、コンポーネントはアイコン表示になっています。


↑YouTube始めました。

本サイトIArchwayでは、仕事の依頼・相談を受け付けています。


本サイトの運営費を少しでもご支援いただけると幸いです。


交差するモデル同士を結合する

Solid Unionを使うことで、交差するモデル同士を結合することができます。

使用できるモデルは、Brepモデル(ライノの場合、サーフェスやポリサーフェスなど)になります。

使用するモデル

最初の例として、上の画像の立方体と球を結合させてみます。

交差するモデル同士を結合する

使用コンポーネント:①Brep ②Solid Union

Solid Unionに、結合したBrepモデルをつなげます。

今回は、立方体と球を格納しているBrepを、それぞれつなげています。

結合された

すると、上の画像のように、Brepモデルを1つに結合させることができました。

複数のモデルを使う場合は階層構造を工夫する

複数のモデルを使う場合は、階層構造を工夫することをおすすめします。

設定する階層によっては、処理時間が長くなったり、エラーが起きる場合があります。

例2

例として、上の画像のように、5つの立方体にそれぞれ5つの球が交差している場合を見てみます。

良くない例

上の画像は、良くない例のモデルをそのままつなげた場合の様子です。

今回の場合、実行はされますが、余計な計算処理がおきます。

理由として、1つの立方体に対し、5つの球が処理されるからです。

良い例

上の画像は、良い例として処理するモデル同士を、Graftで同じ階層にまとめています。

これにより、交差していないモデルの処理は行われず、交差している同じ階層内のモデル同士で結合が行われます。

結合後

上の画像は、最終的に結合した様子です。

例3

次の例として、上の画像のように、1つの立方体に球が3つ付いている場合を見てみます。

階層をそろえる

追加コンポーネント:①Entwine

このような場合でも、結合する立方体と球を同じ階層に揃えます。

今回は、Entwineを使い、球を3つずつ階層に分けています。

結合

これにより、交差していないモデルでの処理が行われず、同じ階層内の1つの立方体と3つの球同士で結合されます。

これらのように、処理するモデルを同じ階層内にすることをおすすめします。

Solid Unionコンポーネントを使用しているグラスホッパー記事はこちら↓

Comment

Translate »