[Grasshopper]条件分岐や奇数・偶数番目のデータを取得するDispatchの使い方

[Grasshopper]条件分岐や奇数・偶数番目のデータを取得するDispatchの使い方 Grasshopperコンポーネント

条件分岐や奇数・偶数番目のデータを取得する、Dispatchの使い方について解説します。

見え方1
見え方2

グラスホッパー上では上の2つのどちらかで表されます。


本記事では、コンポーネントはアイコン表示になっています。


奇数・偶数番目のデータを取得する

Dispatchは、デフォルトでは奇数・偶数番目のデータを取得します。

奇数・偶数番目のデータを取得する

使用コンポーネント:①LineDivide Curve ③Dispatch ④Point

今回の例として、線を分割する位置に複数の点データを作成し、奇数・偶数番目の点データをそれぞれ取得してみます。

線を作成

まず、0,0,0と1000,0,0の座標データを用意します。

その後、2つの座標データを、LineのAとB端子につなげます。

すると、2つの座標の位置を結ぶ、線が作成されました。

線を分割する位置に点が作成される

その後、Lineを、Divide CurveのC端子につなげます。

その後、LineのN端子に、線の分割数の数値を入力します。

今回は、10の数値を入力しています。

すると、上の画像のように、線を10で分割する位置に、点データが作成されました。

奇数番目

その後、Divide CurveのP端子を、DispatchのL端子につなげます。

すると、Dispatchの右側のA端子からは奇数番目、B端子からは偶数番目の数値が出力されます。

今回は点データなので、AとB端子にはPointをつなげています。

上の画像は、A端子から出力される奇数番目の点データです。

偶数番目

上の画像は、B端子から出力される偶数番目の点データです。

このように、Dispatchのデフォルトでは、奇数・偶数番目のデータを取得できます。

条件分岐でデータを取得する

DispatchのP端子に、TrueとFalseのデータを入力することで、条件分岐でデータを取得することができます。

条件分岐でデータを取得する

追加コンポーネント:①Deconstruct ②Smaller Than

今回の例として、点のX座標が500未満の位置で条件分岐してみます。

Divide CurveのP端子を、Deconstructにつなげます。

すると、各点のX座標の数値が、DeconstructのX端子から出力されます。

その後、DeconstructのX端子を、Smaller ThanのA端子につなげます。

さらに、Smaller ThanのB端子に、500の数値を入力します。

すると、数値が500未満のデータはTrue、500以上の数値はFalseと出力されます。

そして、Smaller Thanの<端子を、DispatchのP端子につなげます。

True

すると、A端子からは、TrueのX座標が500未満の点データが出力されました。

False

一方、B端子からは、FalseのX座標が500以上の点データが出力されました。

このように、DispatchのP端子にTrueとFalseのデータを入力することで、条件分岐をすることができます。

Dispatchコンポーネントを使用しているグラスホッパー記事はこちら↓

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