[Grasshopper]線を大まかにオフセットするOffset Curve Looseの使い方

[Grasshopper]線を大まかにオフセットするOffset Curve Looseの使い方 Grasshopperコンポーネント
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線を大まかにオフセットする、Offset Curve Looseの使い方について解説します。

見え方1
見え方2

グラスホッパー上では上の2つのどちらかで表されます。

本記事では、コンポーネントはアイコン表示になっています。


↑YouTube始めました。

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線を大まかにオフセットする

Offset Curve Looseを使うことで、線を大まかにオフセットすることができます。

使用する線

最初の例として、上の画像の曲線を使用します。

使用コンポーネント:①Curve ②Offset Curve Loose

線を格納したCurveを、Offset Curve Loose(C)につなげます。

オフセットする大まかな距離の数値を、Offset Curve Loose(D)につなげます。

今回は、50の数値をつなげています。

Offset Curve Loose(D)に入力した距離の数値は、大まかな数値になるため、正確な距離でオフセットされるわけではないことに注意してください。

オフセット

すると、上の画像のように、線がオフセットされました。

作業平面指定

追加コンポーネント:①XZ Plane

Offset Curve Loose(P)では、オフセットする作業平面を指定することができます。

今回は、X軸とZ軸からできる作業平面を作成する、XZ Planeをつなげています。

平面

すると、上の画像のように、オフセットする作業平面を変えることができました。

Offset CurveとOffset Curve Looseの違い

Offset CurveとOffset Curve Looseの違いを見てみましょう。

Offset CurveとOffset Curve Looseの違いは、元々の線の制御点を変更するか、維持するかにあります。

制御点表示

追加コンポーネント:①Offset CurveControl Points

Offset Curveを追加し、Control Pointsでそれぞれの曲線の制御点を表示してみます。

Offset Curveの場合

上の画像は、Offset Curveの場合です。

Offset Curveの場合は、オフセット後の制御点が修正されます。

そのため、正確にオフセットされます。

Offset Curve Looseの場合

上の画像は、Offset Curve Looseの場合です。

Offset Curve Looseの場合は、制御点は修正されず、元の個数のままです。

そのため、Offset Curveに比べて、オフセットは大まかになります。

階層

作成後の階層にも違いがあります。

Offset Curve Looseの場合は、階層に変化はありません。

一方、Offset Curveの場合は、階層の深さが1つ増えます。

使用線

また、Offset Curveではできないオフセットでも、Offset Curve Looseではできる場合もあります。

例として、上の画像の結合された線をオフセットしてみます。

エラー

上の画像を見ると、Offset Curveではエラーになっていますが、Offset Curve Looseではエラーは起きていません。

大まか

上の画像の形状のように、元の形ではオフセットできない場合でも、Offset Curve Looseではできる場合もあります。

その代わり、上の画像のように、大まかなオフセットになります。

Offset Curve Looseコンポーネントを使用しているグラスホッパー記事はこちら↓

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