[Grasshopper]点から磁場データを作成するPoint Chargeの使い方

[Grasshopper]点から磁場データを作成するPoint Chargeの使い方 Grasshopperコンポーネント

点から磁場データを作成する、Point Chargeの使い方について解説します。

見え方1
見え方2

グラスホッパー上では上の2つのどちらかで表されます。


本記事では、コンポーネントはアイコン表示になっています。


点から磁場データを作成する

Point Chargeを使うことで、点から磁場データを作成することができます。

点から磁場データを作成する

使用コンポーネント:①Construct Point ②Point Charge ③RectanglePopulate 2D ⑤Field Line

最初の例として、指定した点データを使って磁場データを作成し、その磁場データを可視化してみます。

点を作成

最初に、Construct PointのXとY端子に、50を入力します。

すると、座標50,50,0の位置に点が作成されました。

磁場が作成される

その後、Construct Pointを、Point ChargeのP端子につなげます。

すると、上の画像のように磁場が作成されます。

初期の状態では、点から外側に向かうような矢印が表示されます。

これは、磁場が外側に向かって影響を与えることを意味しています。

四角形を作成

磁場を可視化してみます。

RectangleのXとY端子に100を入力し、100×100の四角形を作成します。

その後、RectangleのR端子を、Populate 2DのR端子につなげます。

そして、Populate 2DのN端子に、ランダムに作成する点の個数の数値を入力します。

今回は、100を入力しています。

すると、四角形の中にランダムに点が100個作成されました。

線が作成される

その後、Point Chargeを、Field LineのF端子につなげます。

さらに、Populate 2Dを、Field LineのP端子につなげます。

すると、作成した点から、磁場の影響を反映して線が作成されました。

今回の場合、四角形の中心の位置に磁場があるので、中心から遠ざかるように線が作成されています。

このように、点データから磁場を作成することができます。

マイナスの数値

Point ChargeのC端子では、磁場の磁力の強さや向きを指定することができます。

Point ChargeのC端子にマイナスの数値を入力すると、指定した点の位置に引き込むような磁場が作成されます。

例として、C端子に-1の数値を入力してみます。

指定した点に引き込まれる

すると、指定した点に引き込まれるように線が作成され、磁場の向きが反転したことが分かります。

逆向きの矢印

磁場の位置に指定した点を見てみると、点にある矢印が内側を向いており、逆向きになっていることを確認できます。

追加コンポーネント:①Merge Fields

磁力の強さを確認するために、2つの点を指定しました。

1つの座標は30,30,0で、もう一方は60,60,0の位置に作成しています。

そして、それぞれPoint Chargeで磁場を作成しているのですが、C端子の強さを変えています。

1つ目の数値は1.0で、もう1つは0.1にしています。

そして、2つのPoint Chargeを、Merge Fieldsで1つの磁場に合体しています。

磁力の強さが反映される

すると、2つの点の磁力の強さの違いが分かります。

左下の磁場には1.0の数値、右上には0.1の数値を入力しています。

そのため、磁力の強さは左下の方が強く影響を与えていることが分かります。

D端子

D端子では、磁力の減衰値を指定することで、影響の範囲を設定することができます。

数値が大きいほど、磁場の影響の範囲が小さくなります。

D端子の数値が0の様子

こちらが、D端子の数値が0の様子です。

数値を1に変更

D端子の数値を1に変更してみます。

磁場の影響範囲が小さくなった

すると、磁場の影響範囲が小さくなりました。

このように、磁場の影響範囲を調整することもできます。

B端子

B端子にオブジェクトデータをつなげることで、そのオブジェクトの中でのみ、磁場の影響を与えることもできます。

今回は、ランダムな点を作成する際に使用した四角形のデータの、RectangleのR端子をつなげます。

四角形の中でのみ磁場が反映される

すると、このように指定した四角形の中でのみ、磁場が反映されました。

Point Chargeコンポーネントを使用しているグラスホッパー記事はこちら↓

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