Populate 3Dコンポーネントの使い方について解説します。
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グラスホッパー上では上の2つのどちらかで表されます。
指定したボリュームの中にランダムに点群を作成する
Populate 3Dを使うことで、指定したボリュームの中に、ランダムな点群を作成することができます。
指定するボリュームは、ソリッド・Brepオブジェクト・メッシュ・SubDなど様々なタイプで大丈夫です。

今回は、こちらのボリュームを使って解説します。
Populate 3Dの基本

Populate 3Dの基本です。
R端子に、ボリュームをつなぎます。
今回は、Brepに格納したボリュームをつなげています。
N端子に、作成したい点の数の数値を入力します。
S端子に、数値を変えることで、ランダムな結果を生み出す、乱数のシード値の数値を入力します。
P端子には、後ほど詳しく解説しますが、確実に点を作成したい場所の点データを設定します。
点の数を変更

N端子に20を入力することで、この程度の点群を作成することができました。
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N端子の数値を100に変更しました。

すると、このように点の数が増えました。
シード値(乱数)を変更
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今度はS端子のシード値を変更します。
この数値を変えることで、点群の配置のランダムさを、変えることができます。
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シード値70の場合、このような点群になりました。

シード値を10にしました。

結果として、このように点群の配置がまた変わりました。
このように、シード値を変更することで、様々な点群のパターンを生成することができます。
確実に点を作成したい場所の点データを設定する
Populate 3Dは、基本的にはランダムな位置に点群を作成します。
しかし、P端子に点データを設定することで、確実に点を作成したい場所に点を作成することもできます。
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最初は1つの点の位置を指定します。
P端子を右クリックし、Set one Pointを選択します。

すると、ライノセラス上の画面になり、点を指定することができるようになります。
今回は、黒い矢印の部分に点を指定しました。

点の指定が完了しました。

すると、指定した位置に、点が作成されていることが分かります。

複数の点の位置を指定することもできます。
P端子を右クリックし、Set Multiple Pointsを選択します。

ライノセラス上で、複数の点の位置を指定します。
今回は、黒い矢印の3点を指定しました。

すると、指定した複数の位置に、複数の点が作成されました。
このように、ランダムでないように、一部の点を指定することができます。
ボリュームが直方体でない場合、作業点の範囲に点群が作成される

指定するボリュームが、直方体でない場合は、作業点の範囲に点群が作成されます。
上の画像の場合は球ですが、級の外側にも点群が作成されています。
このように、直方体でない場合は、作業点の内側に点群が作成されます。
Populate 3Dコンポーネントを使用しているグラスホッパー記事はこちら↓
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