メッシュの点、面、色、ベクトルを抽出する、Deconstruct Meshコンポーネントの使い方について解説します。
![見え方1](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/1-9-1024x420.png)
![見え方2](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/2-9-1024x420.png)
グラスホッパー上では、上の2つのどちらかで表されます。
メッシュの点、面、色、ベクトルを抽出する
Deconstruct Meshを使うことで、メッシュの点、面、色、ベクトルを抽出することができます。
![今回使うメッシュ](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/3-7-1-1024x526.jpg)
今回は、こちらのメッシュを使い解説します。
![](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/5-7-1024x420.png)
使用コンポーネント:①Mesh ②Mesh Colours ③Colour Swatch ④Deconstruct Mesh ⑤Point ⑥Mesh Face ⑦Colour ⑧Vector
Deconstruct Meshは、色情報も抽出されるため、下準備としてメッシュに色を与えます。
メッシュデータを、Mesh ColoursのM端子につなげます。
今回は、Meshに格納した先程のメッシュをつなげています。
Colour Swatchで設定した色を、Mesh ColoursのC端子につなげます。
今回は、水色に近い色に設定しました。
![メッシュの色を設定できた](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/6-8-1024x526.jpg)
これでメッシュの色が設定でき、下準備が完了しました。
![Deconstruct Meshにつなげる](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/7-6-1024x420.png)
Mesh ColoursをDeconstruct Meshにつなげます。
![メッシュ分解された](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/8-6-1-1024x526.jpg)
すると、メッシュが分解され、点・面・色・ベクトルのデータを抽出できる状態になります。
![点情報](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/9-7-1024x420.png)
最初は、Deconstruct MeshのV端子を見てみましょう。
V端子からは、メッシュのそれぞれの面の頂点の点情報が、抽出されます。
![頂点の点情報が抽出された](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/10-6-1-1024x526.jpg)
このように、メッシュのそれぞれの面の頂点の点情報が、抽出されていることが分かります。
![F端子](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/11-5-1024x420.png)
F端子からは、メッシュの面情報が抽出されます。
詳しい使い方は、後程詳しく解説します。
![C端子](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/12-3-1024x420.png)
C端子からは、メッシュのそれぞれの面の色情報が抽出されます。
数値が出力されますが、これは色情報のRGBの数値になります。
![RGB](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/13-3-1024x420.png)
Colour Swatchを見てみると、このようにRGBの数値であることが分かります。
![N端子](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/14-1-1024x420.png)
N端子からは、メッシュの頂点の位置からのベクトルが抽出されます。
こちらも、使い方を後程詳しく解説します。
抽出されるデータを詳しく見る
抽出されるデータを、それぞれ詳しく見てみましょう。
N端子のベクトル
![](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/15-1-1024x420.png)
追加コンポーネント:①Multiplication ②Move
まずはN端子のベクトルの使い方を見てみましょう。
例としてN端子のベクトルを使い、メッシュの頂点を移動させてみます。
VectorをMultiplicationにつなげ、適当な数値もMultiplicationにつなげます。
今回は、50を入力しています。
そして、MoveのG端子に頂点のデータが格納されているPointをつなげます。
さらに、MultiplicationをMoveのT端子につなげます。
![頂点が球の形のまま移動した](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/16-1-1024x526.png)
すると、頂点が球の形のまま移動しました。
![ベクトルを可視化](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/17-1-1024x420.png)
追加コンポーネント:①Entwine ②Flip Matrix ③Point Order
ベクトルを可視化してみます。
EntwineにPointとMoveをつなげ、移動前と後の点の階層データを結合します。
そして、Flip MatrixにEntwineをつなげ、移動前と後の点を、同じ階層になるようにしました。
さらに、Point Orderを使うことで、移動前と後の点をつなぐ矢印を作成します。
![矢印が可視化された](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/18-1-1024x526.png)
すると、このように矢印が作成され、ベクトルが可視化されました。
このように、N端子からはベクトルデータが出力されます。
F端子のメッシュの面とC端子の色情報
F端子のメッシュの面とC端子の色情報を、実際に使ってみます。
今回は、先程移動させた頂点とConstruct Meshを使い、新しいメッシュを作成してみます。
![](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/19-1-1024x420.png)
追加コンポーネント:①Construct Mesh
Construct MeshのV端子に、移動させた頂点のデータを持つMoveをつなげます。
F端子には、メッシュの面情報を持つMesh Faceをつなげます。
C端子には、色情報を持つColourをつなげます。
![新しいメッシュが作成された](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/20-1024x526.png)
すると、このように新しいメッシュが作成されました。
Deconstruct Meshで抽出された色情報を活用しているため、色が先程の水色と同じになっています。
![面情報](https://iarchway.com/wp-content/uploads/2024/05/21-1024x526.jpg)
Deconstruct Meshで抽出された面情報も活用しているため、元々と同じ形のメッシュの面が作成されています。
Deconstruct Meshコンポーネントを使用しているグラスホッパー記事はこちら↓
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