[Grasshopper]メッシュの点、面、色、ベクトルを抽出するDeconstruct Meshの使い方

[Grasshopper]メッシュの点、面、色、ベクトルを抽出するDeconstruct Meshの使い方 Grasshopperコンポーネント

メッシュの点、面、色、ベクトルを抽出する、Deconstruct Meshコンポーネントの使い方について解説します。

見え方1
見え方2

グラスホッパー上では、上の2つのどちらかで表されます。

本記事では、コンポーネントはアイコン表示になっています。

アイコン表示に変えたい場合、以下のリンク先の記事を参考にしてください。

メッシュの点、面、色、ベクトルを抽出する

Deconstruct Meshを使うことで、メッシュの点、面、色、ベクトルを抽出することができます。

今回使うメッシュ

今回は、こちらのメッシュを使い解説します。

使用コンポーネント:①MeshMesh ColoursColour Swatch ④Deconstruct Mesh ⑤PointMesh FaceColourVector

Deconstruct Meshは、色情報も抽出されるため、下準備としてメッシュに色を与えます。

メッシュデータを、Mesh ColoursのM端子につなげます。

今回は、Meshに格納した先程のメッシュをつなげています。

Colour Swatchで設定した色を、Mesh ColoursのC端子につなげます。

今回は、水色に近い色に設定しました。

メッシュの色を設定できた

これでメッシュの色が設定でき、下準備が完了しました。

Deconstruct Meshにつなげる

Mesh ColoursをDeconstruct Meshにつなげます。

メッシュ分解された

すると、メッシュが分解され、点・面・色・ベクトルのデータを抽出できる状態になります。

点情報

最初は、Deconstruct MeshのV端子を見てみましょう。

V端子からは、メッシュのそれぞれの面の頂点の点情報が、抽出されます。

頂点の点情報が抽出された

このように、メッシュのそれぞれの面の頂点の点情報が、抽出されていることが分かります。

F端子

F端子からは、メッシュの面情報が抽出されます。

詳しい使い方は、後程詳しく解説します。

C端子

C端子からは、メッシュのそれぞれの面の色情報が抽出されます。

数値が出力されますが、これは色情報のRGBの数値になります。

RGB

Colour Swatchを見てみると、このようにRGBの数値であることが分かります。

N端子

N端子からは、メッシュの頂点の位置からのベクトルが抽出されます。

こちらも、使い方を後程詳しく解説します。

抽出されるデータを詳しく見る

抽出されるデータを、それぞれ詳しく見てみましょう。

N端子のベクトル

追加コンポーネント:①MultiplicationMove

まずはN端子のベクトルの使い方を見てみましょう。

例としてN端子のベクトルを使い、メッシュの頂点を移動させてみます。

VectorMultiplicationにつなげ、適当な数値もMultiplicationにつなげます。

今回は、50を入力しています。

そして、MoveのG端子に頂点のデータが格納されているPointをつなげます。

さらに、MultiplicationMoveのT端子につなげます。

頂点が球の形のまま移動した

すると、頂点が球の形のまま移動しました。

ベクトルを可視化

追加コンポーネント:①EntwineFlip MatrixPoint Order

ベクトルを可視化してみます。

EntwinePointMoveをつなげ、移動前と後の点の階層データを結合します。

そして、Flip MatrixEntwineをつなげ、移動前と後の点を、同じ階層になるようにしました。

さらに、Point Orderを使うことで、移動前と後の点をつなぐ矢印を作成します。

矢印が可視化された

すると、このように矢印が作成され、ベクトルが可視化されました。

このように、N端子からはベクトルデータが出力されます。

F端子のメッシュの面とC端子の色情報

F端子のメッシュの面とC端子の色情報を、実際に使ってみます。

今回は、先程移動させた頂点とConstruct Meshを使い、新しいメッシュを作成してみます。

追加コンポーネント:①Construct Mesh

Construct MeshのV端子に、移動させた頂点のデータを持つMoveをつなげます。

F端子には、メッシュの面情報を持つMesh Faceをつなげます。

C端子には、色情報を持つColourをつなげます。

新しいメッシュが作成された

すると、このように新しいメッシュが作成されました。

Deconstruct Meshで抽出された色情報を活用しているため、色が先程の水色と同じになっています。

面情報

Deconstruct Meshで抽出された面情報も活用しているため、元々と同じ形のメッシュの面が作成されています。

Deconstruct Meshコンポーネントを使用しているグラスホッパー記事はこちら↓

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