ランダムな点を囲われた線内に作成する、Populate 2Dの使い方について解説します。
グラスホッパー上では上の2つのどちらかで表されます。
ランダムな点を囲われた線内に作成する
Populate 2Dを使うことで、ランダムな点を囲われた線内に作成することができます。
最初は、ライノセラス上の正方形の線データを使って解説します。
使用コンポーネント:①Curve ②Populate 2D
最初に、Curveに正方形の線データを格納します。
その後、Populate 2DのN端子に、点の個数を入力します。
今回は、100を入力しています。
さらに、S端子にランダムさのシード値を入力します。
今回は、40を入力しています。
例として、1~100まで変えられるNumber SliderをS端子につなげると、100通りのパターンを作成できます。
すると、上の画像のように、ランダムな点が正方形の内側に作成されました。
今回の場合、100この点がランダムに作成されています。
N端子の数値を変え、点の数を10にしてみました。
すると、このように10個に点の数が減りました。
今度は、S端子のシード値を64にしてみました。
すると、このようにランダムさが変わり、点の配置が換わりました。
このように、点の個数とランダムさを自由に調節できます。
追加コンポーネント:①Divide Curve
P端子に既存の点を指定することで、その点の周辺に新たな点を配置しないようになります。
今回は、Divide Curveで正方形から点を作成しました。
Divide CurveのC端子に、Curveをつなげます。
Divide CurveのN端子に、線の分割数を入力します。
今回は、100を入力します。
すると、線を等間隔で分割する位置に、点が作成されました。
今回の場合、正方形を100等分する位置に、点が作成されています。
その後、Divide CurveのP端子を、先程のPopulate 2DのP端子につなげます。
すると、正方形の位置にある点の周辺に、新たな点が作成されなくなりました。
こちらが、P端子を使わなかった際の元々の点で、正方形の線の位置にも点が作成されています。
このように、P端子に既存の点を指定することで、その周辺には点が作成されなくなります。
点の数を多くし、点の密度が上がると、P端子に指定していた点に近づきます。
Populate 2DのN端子の数値を1000にします。
このように点の密度が多くなると、P端子に点を指定しても、ある程度は近くなってしまうことには注意してください。
正方形か長方形以外の線データの場合
正方形か長方形以外の線データの場合、仮想的に正方形か長方形の範囲が作成され、その中に点がランダムで作成されます。
このような正方形か長方形でもない四角形の線データを使ってみます。
すると、このようにランダムで作成された点が、四角形の枠をはみ出ました。
これは、不均等な形の四角形が、強制的に正方形か長方形の範囲に仮想的に修正され、その中で点が作成されるからです。
追加コンポーネント:①Surface ②Populate Geometry
その場合、閉じた線データをサーフェスに変換し、Populate Geometryを使います。
今回は、線をSurfaceでサーフェスに変換しています。
この場合、モデル上に点が作成されるようになるので、今回の場合でも点が枠をはみ出しません。
枠線が立体の場合も見てみましょう。
枠線が立体の場合も、強制的に2次元の正方形か長方形に仮想的に範囲が変換され、その中に点が作成されます。
追加コンポーネント:①Patch
これらの場合も、サーフェスに変換してからPopulate Geometryを使うことで解決します。
今回の場合、Patchでサーフェスに変換しています。
Populate 2Dコンポーネントを使用しているグラスホッパー記事はこちら↓
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