[Grasshopper]2つの点からベクトルを作成するVector 2Ptの使い方

[Grasshopper]2つの点からベクトルを作成するVector 2Ptの使い方 Grasshopperコンポーネント

2つの点からベクトルを作成する、Vector 2Ptコンポーネントの使い方について解説します。

見え方1
見え方2

グラスホッパー上では上の2つのどちらかで表されます。


本記事では、コンポーネントはアイコン表示になっています。


2つの点からベクトルを作成する

Vector 2Ptを使うことで、2つの点からベクトルを作成することができます。

今回使う2つの点

今回は、上の画像の2つの点を使って解説します。

2つの点からベクトルを作成する

使用コンポーネント:①Point ②Vector 2Pt ③VectorBoolean Toggle

今回は、点をPointに格納しています。

Vector 2PtのAとB端子に、2つのPointをつなげます。

A端子の点はベクトルの始点で、B端子の点はベクトルの終点になります。

すると、Vector 2PtのV端子からは、ベクトル情報が出力されます。

L端子からは、2つの点の間の距離の数値が出力されます。

ベクトルを使ってみる

作成したベクトルを使い、上の画像の球を移動させてみます。

移動させるコンポーネント

使用コンポーネント:①BrepMovePoint ④Vector 2Pt

今回は、ライノセラス上で作成した球を、Brepに格納しています。

MoveのG端子に、Brepをつなげます。

MoveのT端子に、Vector 2PtのV端子につなげます。

球が移動する

すると、1つ目の点から2つ目の点の向きのベクトルと距離の分、球が移動しました。

このように、Vector 2Ptを使うことで、2つの点からベクトルを作成することができます。

Unitizeする

Unitizeする

Vector 2PtのU端子に、TrueやFalseを設定することで、Unitizeするかしないかを設定することができます。

Unitizeをすると、出力される数値データを、0~1の数値に変換することができます。

最初は、Boolean Toggleを使ってTrueかFalseを決定しています。

Falseの場合、これまでと数値は変わりません。

True

Trueにすると、出力される数値が0~1に変換されました。

最大値の1は、2つの点間の距離になります。

ベクトルのX方向、Y方向、Z方向も、0~1の数値に変換されていることも分かります。

panelにTrueやFalseを入力

Boolean Toggleを使わなくても、panelにTrueやFalseを入力しても、同じことができます。

Vector 2Ptコンポーネントを使用しているグラスホッパー記事はこちら↓

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