モデルを他のモデルでトリム・切り取る、Trim Solidの使い方について解説します。


グラスホッパー上では上の2つのどちらかで表されます。
モデルを他のモデルでトリム・切り取る
Trim Solidを使うことで、モデルを他のモデルでトリム・切り取ることができます。

最初の例として、立方体を球で切り取ってみます。

使用コンポーネント:①Brep ②Trim Solid
今回は、立方体と球を、それぞれBrepに格納しています。
切り取られるモデルを、Trim Solid(S)につなげます。
今回は、立方体のモデルの方をつなげています。
切り取りに使うモデルを、Trim Solid(T)につなげます。
今回は、球のモデルの方をつなげています。

すると、上の画像のように、立方体が球で切り取られました。

上の画像は、モデルをライノセラス上に書き出した様子です。
Trim Solidで切り取った場合、モデルに穴が開いていることが分かります。

データで確認してみると、Open Brepと表示されていることが分かります。
このように、Trim Solidの場合、モデルはOpen Brepの開いた状態になります。
似たようなコンポーネントにSolid Differenceがあり、こちらを使うと、閉じた状態のClosed Brepにすることができます。

上の画像は、Solid Differenceを使った場合です。
このように、閉じた状態のClosed Brepにしたい場合は、Solid Differenceを使います。

Trim Solid(T)の切り取りに使うモデルは、複数使うこともできます。
上の画像は、3つの球を指定した場合です。

実行後、上の画像のように、複数のモデルでも切り取りができたことが分かります。
Trim Solidコンポーネントを使用しているグラスホッパー記事はこちら↓
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