[Grasshopper]Vector XYZ コンポーネントの使い方

[Grasshopper]Vector XYZ コンポーネントの使い方 Grasshopperコンポーネント

Vector XYZコンポーネントの使い方について解説します。

見え方1
見え方2

グラスホッパー上では上の2つのどちらかで表されます。


本記事では、コンポーネントはアイコン表示になっています。


X・Y・Zそれぞれの座標数値を入力し、ベクトルとその距離を抽出する

X・Y・Zそれぞれの座標数値を入力し、ベクトルとその距離を抽出する

Vector XYZを使うことで、X・Y・Zそれぞれの座標数値を入力し、ベクトルとその距離を抽出することができます。

V端子からはベクトルが出力されます。

Panelで見ると座標のように抽出されますが、これは{0,0,0}の原点から、この座標の位置に向けてのベクトルが出力されます。

L端子からは、そのベクトルの距離が出力されます。

上の画像の場合、原点{0,0,0}から座標{100,200,150}までの距離になります。

Vector XYZで作成したベクトルの使用例

Vector XYZで作成したベクトルの使用例

使用コンポーネント:①Brep ②Vector XYZ ③Move

Vector XYZの使用例を見てみましょう。

今回は、Moveを使って立方体を移動してみます。

MoveのT端子にVector XYZをつなげます。

Vector XYZで指定した数値分移動した

すると、Vector XYZで指定した数値分移動ました。

立方体をずらした

立方体をずらしてみました。

ベクトルは、原点からのある一点の座標を指定して作成されます。

しかし、ベクトルを使用する場合には、それに影響を受けるオブジェクトは、原点からの距離という訳ではなく、オブジェクトの元々の位置がベクトルの原点になります。

Vector XYZコンポーネントを使用しているグラスホッパー記事はこちら↓

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